週末のこと。
京浜東北線沿線は桜が綺麗・・。
飛鳥山(北区・王子)の桜や土手(おそらく荒川?)の芝桜を車窓から楽しみつつ北上。川口駅付近も綺麗でした。
この日の目的は「ロシア科学アカデミー図書館所蔵 川原慶賀の植物図譜」展。
この展覧会、植物画の展示だと思って行っただけでして、自分もよく知らなかったのですが・・
川原慶賀というのは1860年ごろまで生きたとされる(よくわかっていないらしい)長崎の絵師。
シーボルトから依頼され、植物画を描いたのだそう。
シーボルトはドイツ人ですがオランダ商館の医師として長崎に居たようです。
現在、シーボルトが持ち帰った絵はロシア科学アカデミー図書館に所蔵されているとか。
追記・帰宅してから思い出したのですが、昨年シーボルト関係の展示を江戸東京博物館で観た際、川原慶賀の絵も展示してありました。
※イラストはイメージです。
映像が流れているコーナーには有名な椅子(バタフライスツール?)が置いてありました。ここの美術館は椅子のコレクションがあることで有名です。
構成としては最初の1/3くらいは長崎の風景や人の一生(「お見合い」「お宮参り」「出産」など)を描いた作品(主に長崎歴史文化博物館の所蔵品)、あとの2/3は植物画(ロシア科学アカデミー図書館の所蔵品)でした。
長崎の風景はなんとなく、山下清の貼り絵を思い出させます・・。
↑購入したポストカード。
個人的にはわりと構図が大胆・・だと思う。
また、植物の名前がカタカナや漢字で律儀に書いてあるところがなんとも・・。
「ききよう」は「キキョー」だったり、「しゃくなげ」は「シヤクナゲ」だったりします。英語のサインがあるものは部分的に別の画家が描いた、ということのようです。
同じ券で所蔵作品展・MOMAS COLLECTIONも観てきました。
↑購入した所蔵作品のポストカード。
佐伯祐三の作品(左上)もあったので嬉しかったです。下はモネ作品。
右上は美術館自体のポストカード。黒川紀章の設計。
郵便番号が5ケタのものはなんと30円。7ケタのものでも60円でして激安・・。
所蔵作品展の最後のほうには谷川晃一の作品も。
何処かで見たことあるような・・と思っていた翌日、Eテレ「日曜美術館」で谷川晃一特集が再放送されていました。
前にも書きましたが、この美術館は北浦和公園の中に存在します。
美術館の奥に大きな桜の木がありまして・・ちょっとだけ花見。
宴会がOKなのかどうかは不明ですが・・2組くらい、シートを敷いて花見を楽しんでいました。
↑これはクリスマス・ローズ系??
地図を見ると、北浦和公園は浦和北公園と隣接していまして、ちょっと境目も分からず。
↑滝を発見。ここは浦和北公園の領域なのかも・・。
↑茶室も発見。
しかし・・「茶会開催中のため、庭園も含め見学はご遠慮ください」との貼り紙が。
入ったところとは別の門から敷地の外に。
↓もう一つ、閉まっている門が。
どうやらここは浦和高校があった場所らしい・・。
高校が移転したあとは埼玉大学になったらしいのですが、大学も50年ほどまえに移転しています。
この日は雲行きが怪しく、このまま帰路に。
おまけ
↑北浦和駅のホームから、携帯で撮影。
一見、何の店なのか判りかねる感じ・・。
その後、ワインや地酒を飲めるお店になったもよう。
数学教室はこの場所に無く、宣伝のための看板だけのようです。
本日はここまで。