連休中のこと。
千葉市美術館にて開催中の「知られざる大坂の異才 唐画もん」展を観に行ってきました。
自分もちょっと違和感あったのですが・・明治以前は「大阪」は「大坂」と表記していたらしいので、おそらく誤植ではないと思われます。
前にも書きましたが、この美術館は区役所の建物の中に入っておりまして、
休日ということもあり、区役所に用事がある人はほとんど来館していないためか、ものすごくひっそり。それにしても駅から遠く・・。
美術館内もわりと空いていました。
この展覧会、墨江武禅と林閬苑という大阪の絵師にスポットをあてたもの。
唐画師というのは中国絵画を学んだ絵師のこと。正式名称ではないものの、親しみをこめて「唐画(からえ)もん」と呼んでいるみたいです。
またもや不思議な撮影スポットが。
↑この蛙は松本奉時の作品の一部です。
※イラストはイメージです。
空いている館内に、うるさいおばさん二人連れがいまして・・。
絵に関する感想を話しているならばまだしも、
「●●はまだ宿題が終わっていないのよ~しょうがないわねえ」
といった全く関係のないことをペラペラ。
職員の人も注意してくれればよいのに・・。
個人的には占景盤(盆栽のお手本になったものらしい)の資料も面白かったのですが、
やはり若冲作品に心を奪われてしまい・・。
若冲も大阪に居たことがあったらしいので展示されていたもよう。
購入したポストカード。
左上は林閬苑の「白孔雀図」。
右上は松本奉時の「象鯨図」。MIHOミュージアム(滋賀県)所蔵の若冲作品とそっくりだなと思っていたら、やはり何かしら関係があるようなことが解説にありました。
下は若冲の「乗興舟」。春に「美の巨人たち」でも取り上げられていたような。
手ぬぐいも売っていましたが・・やはり使いようがないので買わず。
若冲作品は他に「鸚鵡図」や「鶏図」も展示(前期のみ)。
この展覧会は10月18日まで(展示替えあり)。
10月末から大阪へも巡回するそうです。
↑展示はされていませんでしたが、東山魁夷の馬カードを購入。
田中一村と東山魁夷は東京芸大の同期であったものの、一村はすぐに中退してしまったそう。
おまけ
この日撮影したヒガンバナ。
テレビのニュースによると、この花は盛りの時期が短いのだとか。
↓北海道の親戚のところへ行っていた友人が土産代わりに送ってくれたバターナッツ。
南アメリカ原産で、北海道だけでなく関東でも穫れるらしいです。
煮たり、ご飯に入れると美味しくないらしいので・・スープにでもしよう。
本日はここまで。