台風がくるちょっと前、また銀座へ行ってきました。
↑今回の目的は藤城清治さんの米寿を記念した個展。
88歳ってことですよね、、すごすぎる。。
(松屋デパートの近く、教文館という本屋さんのビル9階にて開催。21日まで)
藤城さんの作品は自分がかなり幼いころ天気予報の背景として流れていた(テレビ東京のtepco天気予報だったと思う)記憶がありましたが、、この影絵が藤城さんの作品だと認識したのは大人になってから。
昨年の5月ぐらいに洗足でやっていた「自宅スタジオ展」も、もちろん鑑賞済み。
↑会場である9階へは裏手の入り口から入り、エレベーターに乗ります。
以前、回転ドアだったみたいなのですが安全面からか、円柱状に囲ってありました。
↑ここは1階入り口のエレベーターの前ですが、すでに展示が始まっているかのよう。
9階の会場内へ。会場内も藤城さんの意向で撮影可です。
↑これは手前に本物の水面がありまして、影絵が映るしくみ。
今回の展覧会は「自宅スタジオ展」にもあった作品もありましたが、新作ももちろんあります。↑東北の震災で1本だけ残った松の絵も。
「セロ弾きのゴーシュ」の絵やら、全国各地の風景(博多の山笠・長崎の軍艦島・三春の桜など)なんかもありました。
影絵作品をそのままブログにどしどし載せるのは気が引けますのでこれくらいにしておきます。。人気投票をやっていたのですが、投票するのを忘れる始末。。
基本的には藤城さんならではの影絵が中心ですが
↑若い時に描いた油絵なんかもありました。影絵でなくても上手いです。
↑自画像も。
↑「自画像はすべての表現の原点だ」と書かれています。うーむ、確かに。
「ほんとうの自分を求めてデッサンする」という言葉も印象的。
「自宅スタジオ展」をやっていた時にNHKの昼間の番組に出演していらっしゃいましたが、なんでも毎日のように駒沢公園(だったと思う)を3時間くらい散歩されるのだとか。作品はカッターでなく、カミソリで紙やらセロファンを切って作っているそうです。
NHKの草間彌生 さんの番組も見ましたが、、高齢なのに作品にかけるエネルギーはお二人ともすごいなと思う次第。。
↑那須に美術館ができる予定なのだとか。ステンドグラスの教会??実に楽しみです。ブログによると、計画がだいぶずれ込んでいるみたいですが、冬にオープンしてもなかなかお客さんに来てもらえないとの考えがあり、、4月になった模様。
確か長野あたりにも既に美術館があったような気が。。
柱まわりに水玉が多様されているのは単なる偶然ですが・・草間作品を思い出してしまう。。
- 作者: 藤城清治,太田光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/05/17
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絵本版「マボロシの鳥」を手がけた縁なのか、爆笑問題の太田さん夫妻からとどけられた花が会場内にあったり。。。今回は「マボロシの鳥」の絵はなかったです。
藤城さんの版画というか複製の展示はけっこう近くのデパートなどで開催されているのですが、きちんと光をあてた影絵をやはり見たいもの。
それにしても会場内の通路が狭いのと、いつもこういった展覧会に行くとマナーの悪い親子連れがいるのも残念。。なんとかならないものでしょうかね。。
ちょっと写真が多くなってしまったので続く。。