先日、六本木にある国立新美術館にて開催中のアンドレアス・グルスキー展を観に行ってきました。この美術館は東京メトロ乃木坂駅から直結なので、わざわざ千代田線に乗ってみたり。。美術館自体は「ルーシー・リー展」を観に来て以来、3年ぶり。どういう訳かここで開催される展覧会はあまり好みでないものが多く・・。7日からはアメリカンポップアートの展示も始まるみたいです。
アンドレアス・グルスキーはドイツの写真家で日本での個展は初なのだそう。
彼の作品は撮影した写真そのままではなく、何枚かつなげて1枚の作品にしていたり、実際には写っていたものを消してあったりと、かなり加工しています。作品のサイズからいって、Photoshopなど使用した場合、かなりメモリをくいそうな・・。
↑これは出口。唯一、撮影が許されてる場所。
これは「カミオカンデ」という作品。この黄色いブツブツにみえる風景は岐阜県飛騨市にあるニュートリノ検出装置だそうです。右下にボートに乗った作業員?の方が写っています。
窓からの光でちょっとテカっているような。もう少し場所を考えてほしいもの。。
その他、日本を題材とした作品としては昔の東京証券取引所を撮影したものがありました。(小さめの紙をばらまいてあるかのような)
↑購入したポストカード。これは「99セント」という作品。日本でいうところの100円ショップみたいなものでしょうか。個人的には一番好きな作品です。これもだいぶ加工されているもよう。
↑これは「ライン川」という作品。川の向こうには建物があったそうですが・・。
彼の作品はそんなに不自然には見えないけれども、なんだか異次元みたいに感じる作品が多いです。また、よく見ると人が写っていたり、小さく人々が点在して写っていたり、「ウォーリーを探せ」みたいな作品もけっこうあります。
ちなみに・・作品の横には小さく番号しかふっていないので、いちいち目録みたいな紙を観て題名を確認しなくてはなりません。また、順番どおりに並んでいない、連作であっても離れた場所に展示してあるので非常に観づらく。。
あまり混んでいなかったのだけが幸い。写真に接近することは禁止で、グレーのラインが床に貼ってあったり。
大っきなベビーカーを引いて入場し、寒いのか泣いている赤ちゃん連れの夫婦にはなんだかなーといった感じ。(会場内はやや低温設定。作品保存のためらしい。)
↑グルスキー風な写真を美術館内で撮ってみました。
この美術館のマークは嫌いですが建物はカッコいい。黒川紀章・設計だったような。
この展覧会は9月16日まで。来年の2月から大阪でも開催されるそうです。
おまけ
都電荒川線に遭遇したので撮影。カラーリングは何種類かあるもよう。。
けっこうノスタルジックというか、、好きな電車です。
今度荒川線に乗ってどこか出かけてみようと思う今日このごろ。
本日はここまで。