読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

東京国立博物館 栄西と建仁寺

週末、okkoさん(id:okko326)に教えてもらった、東京国立博物館にて開催中の「栄西建仁寺」という特別展を観に行ってきました。

なんでも今年は栄西禅師の800年遠忌(「おんき」または「えんき」と読むらしいです)にあたるとかで、栄西建仁寺に関連した宝物を集めた企画。

   f:id:kabakabatamanegi:20140414111002j:plain

並ばなくても入れたし、それほど混んでいないのかと思いきや、中はけっこう混雑していました。これからBSの「ぶらぶら美術博物館」やNHKの「日曜美術館」などのテレビ番組で紹介されるので、会期末にむけて混んでくるのは必至かも。

   f:id:kabakabatamanegi:20140414111344j:plain

↑この特別展の目玉はポスターのビジュアルにも使用されている、俵屋宗達の国宝「風神雷神図屏風」。建仁寺の所蔵品ですが、普段は京都の国立博物館で保管しているようです。そういえば「ぶらぶら美術博物館」で京都スペシャルを放映していた際、山田五郎さんが「今度、東京で観られますよ」と言っていたっけ。やっと記憶がつながったような。

もちろん、特別展に飾られている風神雷神図は撮影できないのですが

   f:id:kabakabatamanegi:20140414111836j:plain

↑これは本館2Fに展示されている尾形光琳風神雷神図です(5月18日まで展示)。本館に展示されているものは基本的に撮影可だったりします。今回、6年ぶりの同時公開ということで、比べて観られます。これは東京国立博物館の所蔵品で、重要文化財

   f:id:kabakabatamanegi:20140414112153j:plain

↑左は特別展のパンフレットで、俵屋宗達風神雷神図。右は本館のミュージアムショップで自分が購入した尾形光琳風神雷神図クリアファイルです(半透明で見えづらいので白い紙をはさんでみました)。

もちろん俵屋宗達がオリジナルで、尾形光琳は宗達に影響を受けて描いたものです。色の鮮やかさが違うだけで、他はほとんど一緒にみえます。。

ちなみに風神雷神図というのは様々な人が描いていて、酒井抱一尾形光琳の作品を模写したものは出光美術館(有楽町)で観られます(5月6日まで)。

   f:id:kabakabatamanegi:20140414112842j:plain

↑特別展のほうで俵屋宗達のポストカードも買いました。

特別展のクリアファイルは650円くらいしたので却下。

   f:id:kabakabatamanegi:20140414113013j:plain

↑左は豊臣秀吉の正室・高台院(ねね様)の打掛。高台院が建立した、建仁寺末寺に伝来、ということで展示されていました(4月20日まで)。

自分たちがこの打掛を観ながら、

「ねね様ってNHK大河ドラマで誰が演じていたっけ?」というような会話をしていたら、近くに居た年配の女性が自分の腕をポンと叩きつつ、

佐久間良子よっ!」と小声でつぶやき、去って行きました。。

あとで調べたところ、ねね様を演じた女優は沢山いらっしゃいまして、大河ドラマだけでも沢口靖子浅野ゆう子酒井法子仲間由紀恵、、、など。佐久間良子さんが演じていたのは1981年だそうです。自分はもう少し近年の、ねね様を想像していたので、ちょっと不意打ちにあった気分。。

右は伊藤若冲の「雪梅雄鶏図(せつばいゆうけいず)」。雪の部分がちょっと盛り上がっているのは、貝をつぶして造った粉によるもの、と音声ガイドで言っていました。

 

そもそも栄西という人は日本初の茶の専門書「喫茶養生記」(展示されていましたが、自分はほとんど読めず・・)を描いたり、禅宗を日本に広めたり、建仁寺を開創したり、東大寺の再建に尽力した方。

特別展の会場を入ってすぐのところに、建仁寺で毎年4月20日に行われるという「四頭茶会」の空間が再現されていました。自分は茶道には詳しくありませんが・・禅宗式の茶会で、4人の正客が8人の相伴客を連れて入るという(つまり計36人)大勢でやるものらしいです。

   f:id:kabakabatamanegi:20140414124207j:plain

↑(つたない絵ですいません)茶会再現空間の通路を挟んで向かい側には庭の画像が映し出されていまして、臨場感を味わえます。実際の茶会は畳を角張った「C」の字みたいに並べますが、会場の都合?で逆「コ」の字に並べてありました。

茶会には参加できないですが、ちょっと建仁寺へ行ってみたくなってしまった。。

 

また、もうひとつの目玉として、蘭渓道隆坐像という肖像彫刻の中に、もう1つ頭部前面が入っていたことが発見されたとかで写真や調査報告が展示されていました。

この特別展で展示されていた坐像はどれも眼がキラキラしているなと思いきや、なんでも水晶によるものだそうです。蘭渓道隆坐像よりも、眼の事実のほうが個人的には興味深かったです。

ほかに自分が興味を持ったのは「塩瀬家」の家系図。塩瀬家というのは両足院建仁寺塔頭)の開山・龍山徳見が元から帰国する時に一緒にいた林浄因の末裔らしく、日本に饅頭の製法を伝えたという説があり、お茶と一緒に食べるお菓子として、肉の代わりに餡を入れて造り始めたようです。今の塩瀬総本家の本店が東京にあるのは徳川家康に愛されていたから、だそう。

 

特別展に加え、尾形光琳の絵を観に本館へ行ったり、13日までだった庭園開放へも行ったので、なんだかんだで3時間近く博物館に居ました。疲れた。。

でもこの規模の展示は国立博物館でないと出来ないはず。行ってみてよかったです。

また、この日は千宗屋さんの講演会があったらしく、すごい行列が。

   f:id:kabakabatamanegi:20140414125336j:plain

↑本館1階にいつのまにか移転していた(以前は地下にあったはず)ミュージアムショップにて購入した、歌川国芳の猫カードと、尾形光琳風神雷神図・神戸凮月堂ゴーフル(手前の缶)を買いました。カードは消費税があがっても100円、という良心価格。

 

おまけ

   f:id:kabakabatamanegi:20140414125654j:plain

特別展をやっていた平成館の横に佇む、枝垂桜

もう花は終わりかけなんですがとても美しかったです。

 

庭園のことはまた後日。

長文・駄文、失礼いたしました。。

本日はここまで。