たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

出光美術館  日本絵画の魅惑

先週末、有楽町駅から歩いて5分くらいの場所にある、出光美術館へ行ってきました。

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この日の目的は現在開催中の「日本絵画の魅惑」展の後期展示。というよりも、酒井抱一・作の「八ッ橋図屏風」を観にいきました。

なんとなく勘違いしていたのですが・・先日、根津美術館で観た尾形光琳の「燕子花図」(六曲一双)を模写というか写して、酒井抱一が「八ッ橋図屏風」を描いたのかと思っていたら、そうではなく尾形光琳の「八ッ橋図屏風」(メトロポリタン美術館の所蔵)というのが存在するのだそう。

酒井抱一の「燕子花図」も二曲一隻(二つ折りみたいな)ですが存在します。

 

2年ほど前に根津美術館にて尾形光琳の両作品・「燕子花図」と「八ッ橋図屏風」(メトロポリタンから里帰り)を並べて展示されたことがあったらしく・・知っていれば行きたかった・・。2つの作品の大きな違いは橋が描かれているか否か。橋が描かれていることによって、より伊勢物語の「東下り」の雰囲気がでている感じがします。

在原業平が八ッ橋(三河の国・今の愛知県)にてお弁当を食べながら詠んだといわれている歌は

 

らころも

つつなれにし

ましあれば

るばるきぬる

びをしぞおもふ

 

↑頭文字が「かきつばた」になっている、とテレビで以前、言っていたような。

自分は高校生のころ、古文は大の苦手でしたが、絵にからめたエピソード的なものを知ると、なかなか面白いです。

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↑酒井作品の「八ッ橋図屏風」(部分)のポストカードとA5ファイルを買ってしまいました。ちなみに、光琳作品と比べると、燕子花の数が少なかったり、背景の金色にムラがあったりするそうです。

屏風絵というのは観る角度によって違ってくるので、ポストカードにするのはちょっと無謀なのかもしれませんが。

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↑同じく酒井作品の「四季花鳥図巻(夏・部分)」のファイル(左上)も買ってしまいました。でもこの作品は東京国立博物館の所蔵品だったりします。個人的に酒井作品はけっこう好きです。来月、国立博物館で開催される「故宮博物院展」と世田谷美術館の「ボストン美術館ジャポニズム展」の割引券も貰ってきました。行けるかどうかは微妙。。

 

他に柿右衛門とか古伊万里の陶器なんかも展示されていましたが、個人的には河内越図とか、やはり伊勢物語に関する絵が興味深かったです。

 

とりあえず「八ッ橋図屏風」を充分堪能したので、茶室横の休憩所みたいな所で皇居を眺めながら紙コップなお茶を戴き、美術館をあとに。

 

おまけ

ちょっと東京駅まで歩きまして、東京中央郵便局によりました。

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↑購入したポストカード。

やや薄いのが難点ですが、いかにも郵便局っぽいポストカードです。

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↑これは翁面(おきなめん)出光美術館付近で発見。

旧・帝国劇場(昭和39年に取り壊し)に飾ってあったものだそう。

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↑丸の内仲通りに佇むシマウマ。鍛金作家の安藤泉・氏の作品。

写真を撮っていた自分の背後のお店では、貸し切りウエディングパーティーらしきものをやっていました。

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KITTEの地下で「ばかうけdeショコラ」を購入。

ここでは5月いっぱいまでしか売っていないようです。

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↑東京駅構内で発見したE5系(ペットボトルの蓋製)。

長さが中途半端なような・・・。

 

他にも寄ったところがあったのですが、続きは後日。

本日はここまで。