菱田春草展へも、やっと行ってきたんですが、
まずは先週のことを・・宇都宮へ行ってきました。
上野から東北線に乗ること1時間半ほど。遠かった・・。
春に静岡の美術館で佐伯祐三展を開催していたのは知っていました。
ちょっと遠いなー。・・と躊躇しまして静岡へは行かずじまい。
BSのテレビ番組「ぶらぶら美術・博物館」見てたら現在、宇都宮へ巡回しているとのこと。宇都宮は11月3日まで、次は15日から山梨へ巡回予定。宇都宮も山梨も同じくらい遠い・・ならば寒くならないうちに、と思い早起きして出かけた次第。
駅前からバスに乗ること20分ほど。宇都宮美術館へ。
帝京大学のちょっと先の、大きな森の中にあります。
低層で段差がなく、大谷石が多用されている、なかなか良い美術館です。
↑中庭にはこんなものが。絵の具?歯磨き粉??
番組によれば、東京ビックサイト横に刺さっている大きなノコギリと同じ作家が製作したものだそう。
今回の展覧会は大阪新美術館準備室のコレクション全てと、佐伯祐三が影響を受けた画家や同時代の画家の作品、その当時のパリの街に掲示されていたポスター等で構成されています。大阪新美術館が開館するのはまだ数年先のことのようです。いろいろ財政が厳しかったんでしょうか・・。
佐伯祐三は若くして亡くなっていますが、手が早く、短い画家人生の中でかなりの数、作品を残したはずでした。しかし、戦災により焼失してしまったものも多いとのこと・・とても残念。
そういえば今年の始めに下落合(東京都新宿区)にある佐伯祐三のアトリエ跡を訪ねた事がありました。今回の展覧会を観て、下落合に住んでいたころの風景画は佐伯祐三自身も描いていてあまり楽しくなかったのかな・・といった印象。
↑購入したポストカード。全てパリ時代に描いたものです。
やっぱり勢いがあっていいなー。。
一番左上の「郵便配達夫」という作品は、自分が高校生のころ、美術の教科書の表紙に使われており、強く印象に残っています。その当時は兵隊の絵かと思っていたのですが・・。身体が衰弱して、屋外で絵を描くことが出来なくなっていた佐伯祐三が、家にきた郵便配達人をモデルに描いた作品です。
↑こんなところに顔出しパネルが。。
写真を撮っている人はいましたけど、顔をはめている人は見かけず。
↑もらったパンフレットなど。
ここの美術館は宇都宮、ということで大谷石についての講演会も開催されているようです。
大谷石はフランクロイド・ライト設計「帝国ホテル」(正面玄関のみ明治村に移設)や「自由学園明日館」(東京都豊島区)にも使われていたりします。
↑大谷石が使われている建築物のポストカードセットも買いました。
今度は大谷資料館へ行ってみたいもの。ちょっと中は寒いらしいですが・・。
早起きしてお腹が空いたので、館内のレストランにて昼食。
タコライスセットを注文。他にスープ、デザート、コーヒー付き。
正直なところ、沖縄で食べたタコライスよりも美味しかった・・。
コレクション展も覗いてから美術館をあとに。
再びバスに乗って宇都宮駅へ。
↑本当に餃子推しな街なんだな・・・と実感。
餃子像は見つけられず。
宇都宮駅は新幹線も停まるので、お土産店がけっこうありました。
本当はレモン牛乳そのものが買いたかったのですが・・。
駅構内にこんなものが。どうやらサイクリングの大会?があったようです。
佐渡島にもけっこうライダーがいたな・・と思いつつ、宇都宮をあとに。
帰りはどういう訳か湘南新宿ラインに乗ってしまい、仕方が無いので赤羽で京浜東北線に乗り換えて帰りました。車両は同じだと思うのですが、東北線になったり、快速ラビットになったりとか・・ちょっとややこしいです。
本日はここまで。