たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

佐倉たび 歴史民俗博物館&今森光彦展

ゴールデンウィーク中のこと。

はるばる千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館まで出かけてきました。

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↑元気すぎる鯉のぼり。

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京成佐倉から歩いて約15分、わりと急な坂を上りきったところに博物館は存在します。佐倉は東京方面から見ると成田の少し手前です。

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その昔、佐倉城という城があったとかで・・↑こんな看板が。

十年くらい前に城を再建しようという動きもあったとか。

(財政難でその話は立ち消えになったそう)

NHKブラタモリ」の京都編に出て来た御土居(おどい)というのは京都を囲んでいた土塁のことです。

 

↓博物館の敷地入口付近に大仏を発見。

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どこかで見たことある?・・と思いきや、大分にある石仏の複製だそう。

別府へ行った際に購入した絵はがきにこの石仏があったような記憶が。

 

それにしても佐倉はのどかな町・・

電車の車窓からは田んぼと水車が見えたのが印象的。

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博物館へ行く途中に↑茅葺き屋根の家を発見。

資料館でもなんでもない、普通の民家のようです。

手入れが大変そう・・。

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川なのか、水路なのか・・↑この橋を渡るとすぐ博物館の敷地になります。

 

すでに終わってしまいましたが、この日の目的は「大ニセモノ博覧会」という企画展。前から気になっていたものの、会期末になってやっと行けました。

連休中だけに混んでいるのかと思いきや、行列を作っていたのはチケット売場だけでして・・展示室に入ってしまえばそれほどでもなかったです。

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↑来館記念フォトスペース。

「なんでも鑑定団」に出てきそうな偽物の掛け軸や陶器なんかももちろんあり・・「教授のひとこと」という解説がわかりやすかったです。

個人的には「ニセモノの創造性」コーナーの「人魚のミイラ(猿と鮭を組み合わせて作ったらしい)」や、造花やタオルを使って作られた慶弔用の花輪などの展示が面白かったです。そういえば最近、葬式に花輪や缶詰を飾らなくなったな・・と思いつつ。

 

「この穴から写真をとってね!」と書いてあったので、覗いてみると

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よくわかりませんが顔出しパネルが。

反対側から顔を入れるようになっているのでしょうか・・。

人魚のミイラとは何の関係もないと思うのですけど。

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その他「博物館におけるレプリカ」として蓄音機や小判なんかもありました。

蓄音機はたまたま実際に音を出してくれていまして、しばし鑑賞。

 

この企画展、けっこう面白く・・・巡回すればいいのにと思った次第。

でも「民俗博物館」だから成り立ったのかも・・・。

 

帰り際、ミュージアムショップで佐倉市の名産品であるらしい↓味噌を買いました。

市役所の近くにある味噌店のもの。

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人魚のミイラのカードは送る相手に困るので買わず。

ニセモノ展とは関係ない俯瞰図のカードと、妖怪風のカードを購入。

 

 

話は変わりまして・・・

同じくゴールデンウィーク中、今森光彦さんの切り紙展を見てきました。

今森さんはもともと写真家。現在は滋賀県大津市里山にアトリエを構え、切り絵製作も行っているのだそう。

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Aurelian 今森光彦 自然と暮らす切り紙の世界

Aurelian 今森光彦 自然と暮らす切り紙の世界

 

 東京での展示は終わってしまいましたが別の作品展を福島県で開催中。

「切り紙」となっているだけに、今森さんの作品はすべてハサミを使ってラシャ紙などを切って作られているとかで・・実に緻密な作業の繰り返しだということがわかります。

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↑一番左のカードはコブシの花と鳥。

コブシって切り絵にするには作りやすいのかな・・とも思ったり。

珍しく、マスキングテープも買ってしまった。。

 

 

おまけ

今森さん作品展を開催していた百貨店内にて、母の日フォトスペースを発見。

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↑ここで写真を撮ってもよいことになっています。

このビジュアルをプロデュースしたのは日本の女性デザイナーらしいのですが・・ちょっとクラウス・ハーパニエミ(以前、伊勢丹のクリスマスディスプレイを手掛けたフィンランドイラストレーター)の作品に似ているような。彼女はけっこうご活躍中のようですけど、◯◯みたい、◯◯に似ている、といった感じの作品が多いような気がします。

 

全く関係ないですが

ご近所で今年も咲き始めた↓テッセン。   

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一緒に咲いているのはコデマリ?でしょうか。

 

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ツツジはそろそろ終わりなのかもしれません。

 

本日はここまで。