週末のこと。久しぶりに千葉へ。
JR千葉駅にて下車。改装中の駅を抜けまして、
↓大きなモニュメント付きの噴水を発見。
花は全く咲いておらず。市民憩いの公園のようです。
今回の目的は千葉市美術館で開催中の「ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画 『マネジメントの父』が愛した日本の美」。
前にも書きましたが、千葉市美術館は市役所が入っている建物の7階と8階にあります。1階は元銀行だった場所で現在は「さや堂ホール」として貸し出されています。
昨年、赤瀬川原平さんの展覧会を観にきた時には↑ここでドラマの撮影をやっていました(後でわかったのですが、「お兄ちゃん、ガチャ」という深夜のドラマだったようです)。
建物入口の柱。↑
経営学の大家であったピーター・F・ドラッカーは10年ほど前に亡くなっています。何年か前に日本では↓「もしドラ」でちょっとしたブームになったようですが、自分は本もアニメも観ておらず。。しかも、なんとなくコトラー(マーケティング理論を書いた人)とごちゃ混ぜになっていました・・。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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日本美術のコレクターでもあったドラッカーは勲三等瑞宝章を受賞していたり・・。
(佐藤栄作・総理大臣だった時代)
コレクションの他、愛用品や田中一松氏との往復書簡、名刺なども展示されています。これらを見ると、かなり合理的な人物だったのかと思われ。。
ロンドンのギャラリーで日本の絵を見かけてから集め始めたという、彼のコレクションはパッと見、水墨画や禅画が多く、モノクロな世界。海外で人気がある浮世絵らしき絵が1枚もないのが凄いところ。
尾形光琳や伊藤若冲、与謝蕪村、谷文晁、雪舟のお弟子さんの作品も。「若冲はここのところ日本で人気があるけれども、ドラッカーは1980年にニューヨークで手に入れていた」と解説にありました。
今回のコレクション展示は全て日本初公開という訳ではなく、なんと1980年代に根津美術館(東京・青山)や上野松坂屋、大阪市立美術館などで巡回展があったとか。うーむ、全く知らなかった・・。
個人的には海北友松や白隠、柴庵の作品も良かったです。
↑ミュージアムショップで購入した若冲のポストカードとファイル(展示はされておらず。展覧会とは関係ないです。)
左が「雷神図」で右が「鸚鵡図」。
同じ柄の手ぬぐいを買おうかとも思いましたが・・手ぬぐいって日常で使えないし、額装しても飾るところないし・・扱いに困るので止めました。マグネットやマグカップもありました。
ここの美術館、何故か会期が始まってもコンビニやモノレールの所定の駅では前売り価格でチケットを購入することが可能。美術館の当日券は1200円。自分はセブンイレブンのマルチコピー機で購入したので1000円でした。
この展覧会は28日まで。
テレビで取り上げられたらしいので混んでいるかと思いきや、ほどよく観覧できる程度でよかった・・。
また来月、ルーシー・リー展の時に来ることにしよう・・。
その後に開催される唐画の展覧会(左のチラシ)も魅力的。
おまけ
美術館へ向かう途中、NTTの1階に物産館みたいなものがありました。チーバ君(赤い犬)は知っていたけど、この戦隊ヒーローみたいなの、誰なんだろう?
周りにもちらほら紫陽花が。
美術館の少し先で、2階部分がどう見ても傾いているラーメン店(営業中)を発見。
店主は傾いた床で寝ているのだろうか・。
本日はここまで。