たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

東京国立近代美術館 No Museum, No LIfe?これからの美術館辞典

週末のこと。

東京メトロ東西線に乗り、竹橋駅にて下車。

東京国立近代美術館にて始まった「No Museum, No Life? これからの美術館辞典 国立美術館コレクションによる展覧会」を観てきました。

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この展覧会、AからZまで36のキーワードに沿って作品や美術館にまつわるものを展示するという企画モノ。自分はゴールデンウィークに観に行った「大ニセモノ博覧会」みたいに、コンセプトがきっちりしていて面白いのでは?と思っていたのですが・・・。正直なところ期待はずれだったかも。

そもそもこのタイトル、タワーレコードの「No Music No Life?」ポスターの真似というか、ズバリ言うと「パクリ」にしか思えず。

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会場内は禁止マークがついている作品以外は撮影可。

 

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HPから割引券をプリントするなり、携帯の画面を提示すれば100円引きになります。そもそも前売り券を発売していなかったような感じでした。

 

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↑自分が良いなと思った作品はEのEarthquake(地震項目にあった米田知子さんの写真(兵庫県出身だそう)。阪神大震災の際に遺体安置所になったという小学校と復興住宅の写真です。

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↑CのConservation(保存修復)項目にあった安井曾太郎の作品。修復前の写真と共に並べてありました。安井曾太郎自身が気に入っていたとのことでヒビは残してあるのだとか。

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Frame(枠/額)のコーナーから先ほどの安井曾太郎の絵が見えたり。

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↑これも作品。一瞬、おじいさんが一人で壁ドンしているのかと思ってしまった。

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Wrap(梱包)という意味でクリストの作品も。以前、水戸かどこかでたくさん傘を広げた人だっけ??

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いろいろ作品を並べるのはよいのですが、HのHanging(吊ること)の項目でいちいち作品を吊るための金具が展示してあったり、Zの項目に限ってはZero(ゼロ)という意味で、展覧会が終わったあとの荷物みたいな感じの展示がしてあったり・・Yの項目ではYou(あなた)←つまり観ている人自身という意味で、鏡だけが展示してあったり・・。「こじつけ」というか、学芸員なりキュレーター関係の人々の独りよがりかな、と思ってしまった。

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↑チラシとか。いつもよりもかなりペラペラ。

図録らしきものも無かったし、予算不足なんでしょうか。

混んではいませんでしたけど、週末ということもあってそこそこの人出。

この展覧会は9月13日まで(3ヶ月もやるの?)。

 

2階で開催していた『「事物」1970年代の写真と美術を考えるキーワード』も観てから美術館をあとに。

 

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ミュージアムショップで今回の展覧会とは全く関係ないポストカードを買いました。菱田春草東山魁夷岸田劉生の作品です。

 

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帰りに東京駅前のKITTEに寄りまして、郵便局で昔の東京駅カードとドクターイエローカード、地下の観光案内所みたいなところでポスト型はがきを購入。

大丸にちょっと寄ってから、このまま帰路に。

 

 

おまけ

この日、撮影した花。

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アガパンサス?おそらくもう何年も誰も住んでいない、古い家の塀から飛び出るように咲いていました。

 

 

最近買った雑誌。

BRUTUS(ブルータス) 2015年 7/1 号 [雑誌]

BRUTUS(ブルータス) 2015年 7/1 号 [雑誌]

 

 Eテレ日曜美術館」とブルータスのコラボ企画。

正直なところ、この号の内容もちょっと期待はずれでした。

そもそも最近の「日曜美術館」自体もよほど興味のある特集でないと最後まで見ていられないことが多いです(食後だけに眠ってしまう・・)。別に司会者の感想は聞きたくないし、ナレーションだけでよいのでは?そういう回もあるし・と個人的には思う・・。

 

 

本日はここまで。