たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

鳥取たび3 植田正治写真美術館

鳥取たびの続きです。

 

今回の旅の最大の目的は植田正治写真美術館へ行くことでした。

米子駅からタクシーで20分ほど。

大山を周遊するバスやデマンドバスでも行けますが、かなり本数が少ないです。

最寄の岸本駅はそもそも停まる電車が少なく、駅から歩くと40分くらいかかるらしい・・。それにしても遠かった。

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植田正治境港出身の写真家。

山陰の風景や砂丘を背景として、被写体をオブジェみたく配置する演出写真で国際的に高い評価を得ています。

   HELLO

タクシーの運転手さんによれば、植田正治の生前は福山雅治が毎年のように訪れていたそう。↑CDジャケットを撮影したとかで、関わり合いがあったみたいです。個人的にあまりファンではないので・・よく知りませんでした。

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この美術館は1995年開館。

コンクリートうちっぱなしなイメージは安藤忠雄作品?かと思いきや、高松伸・設計によるものだそう。

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美術館前には大山が。左側が出っ張っているところが富士山みたいだと思っていたら、大山は別名「伯耆富士」と呼ばれているのだとか。

標高は1729mで富士山の半分以下しかありません。

神奈川にある大山は「だいせん」ではなく「おおやま」です。

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館内から大山を観たところ。

シルクハットのシルエットシール?はガラスに貼ってありまして、右側に置いてある傘やステッキを使い、天気が良い日に、ここで撮影すると逆光も相俟って

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↑こんな感じの写真が撮れます。

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↑このような植田調(Ueda cho)と呼ばれる写真がコンセプトになっているかと思われます。

 

↑そもそもは2年くらい前、東京ステーションギャラリーにて観た展示に影響され、ずっとこの美術館に行ってみたいと思っていた次第。 

 

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それにしても大山が綺麗・・。

1階は写真コンテストの入賞作品、2階と3階に植田正治の作品が展示されています。

この時は20周念特別企画展「植田正治と山陰」が開催中。

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↑ここは映像室。スケジュールが決まっていますが、15分ほどの植田正治に関する映像を見ることができます。

上映の前後には丸い穴から大山の風景が反対側の壁に映し出されるのだとか。

そうとは知らず、上映後、そそくさと部屋を出てしまった・・。

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↑その他、美術館のポストカードなどを購入。

電車の時間もあったので、滞在時間は1時間程でした。

もう少しゆっくりしたかった・・。

ちなみに12月から2月いっぱいは冬期休館。

飲み物は販売していますが、近くにお店も無いので、お腹を満たしてから来館するのがベストかと思われます。

 

 

今回の旅は三朝温泉に宿泊。

倉吉駅から車で20分ほど。 

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「ザ・温泉街」といった雰囲気。

この翌日には自転車レースが開催されており、駅まで些か遠回りする羽目に。

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↑夕食。蟹の解禁日前でしたが、それなりに美味しかったです。

(11月6日くらいが解禁日。)

 

 

おまけ 

鳥取駅近くの大きめな郵便局に寄り、ご当地フォルムカードを買いました。

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右から2番目にあるカラフルな円はデンデン太鼓?かと思っていたら

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鳥取で展示されていました。

しゃんしゃん傘」というそうで、お祭りで使うらしい。

 

 

鳥取たびはまだ続く・・。