鳥取旅から帰ってきた後のこと。
リニューアルオープンしたばかりの静嘉堂文庫美術館へ行ってきました。
現在「金銀の系譜 宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界」が開催中。
住所的には東京都世田谷区です。
バスもありますが、時間が合わないので歩くことに。
東急玉川線の支線であった砧線跡の遊歩道を抜け、やっと入り口に着いたかと思いきや、さらに急な坂。
川も流れていたり。自然豊かな場所です。
それにしても二子玉川というのは駅前には高島屋があったりして栄えているのに、少し歩いて住宅地になったかと思うと急に森になる、不思議な街。
学生のころ、授業の関係でごくたまに近くまで来ることがあり・・二子玉川というのは非常に懐かしい土地だったはず、、再開発したおかげで、未踏の地になってしまったかのような変貌ぶり。
平たい東急ハンズ二子玉川店や「いぬたま」「ねこたま」は跡形もなく無くなってしまったらしい。ラケルというオムライスの店(チェーン店ですが)もあったのに。
↑やっとの思いで着いた!!しかしこの建物は美術館でなく静嘉堂文庫でした。
基本的には予約しないと文庫は入場不可。
↑隣の美術館へ。展示室はそれほど広くないです。
ロビーには国宝「曜変天目」と重要文化財「油滴天目」という茶碗が展示されています。茶碗には詳しくないですが、純粋に綺麗・・。
曜変天目は世界に4つしかないのだとか。
琳派な絵が目的で来たものの、この茶碗だけで満足してしまいそう。。
※左は今回の展示のパンフレットです。
↑「茶道具の美」というガイドブック(右)を買ってしまった(100円)。
この静嘉堂文庫は岩﨑彌之助(三菱第2代社長・岩﨑彌太郎の弟)が設立したもの。
美術館ができたのは平成になってから。
飲み物の持ち込みは不可で、休憩室にも自動販売機らしきものも無く、もちろん喫茶室もありません。害虫の侵入を防ぐためだとか。
地下は講堂とトイレらしいけれども、冷水機くらいあるのだろうか・・。
真夏に訪れた場合、熱中症になってしまうのでは?
個人的に好きな絵は酒井抱一の「波図屏風」。
カードにはなっていなかったので、チケットフォルダー(左上)を買いました。
同じく抱一の「絵手鑑」(朝顔のカードはその一部)もなかなか良かったです。
住之江蒔絵硯箱(下段中央のカード)は展示期間外で実際には見られず。
左下は曜変天目茶碗のカードです。
↑雑誌「東京人」で特集されているので読んでみよう・・。
この展示は12月23日までやっています。
この辺りは岡本静嘉堂緑地というらしい・・。
後で調べたところ、民家園なんかもあるそうです。
美術館をあとにし、しばし歩くと立派な門構えを発見。
ここが緑地の入口?と思ったら
「世田谷区立瀬田4丁目広場入口」と書かれた看板が。
ちょっと入ってみたところ、竹やぶが続き・・どうも先が見えないので引き返すことに。後で調べたところ、ここは衆議院議員を務めた小坂順造氏の玉川別邸だったところ。家も残っているそうです(どこにあったのだろう・・?)。
にわか雨が降ってきたので、このまま駅へ。
おまけ
以前、浜離宮へ行った際に食べた練りきりを買いに「菓匠 花見」という和菓子店へ。
↑何種類か買ってみました。
うーむ、同じ店のはずではありますが。浜離宮で食べた練りきりのほうが美味しく感じるのは何故なのか。。シチュエーションのせい??
本日はここまで。