勤労感謝の日のこと。
↑今年も見かけた、コダチダリア。
この日はまだ天気が持ちそうだったので、はるばる?という距離でもないですが、千葉まで出かけてきました。
この日の目的は千葉市美術館にて開催中の「文人として生きる 浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術」展。
10月に岡山で開催していたものが、やっと巡回してきました。
本当はもう少し早く来ようかと思っていたのですが、国宝指定の玉堂作品が22日から27日の期間しか展示しないと聞き・・少し予定を延期した次第。
ここの美術館で浦上玉堂の展示をするのは10年ぶりなんだそう。
展覧会のタイトル通り、春琴というのは玉堂の長男、秋琴は次男です。
正直なところ、玉堂作品というのは水墨画がほとんどでして、個人的には魅力を感じられず。以前、同じ千葉市美術館で観たドラッカーコレクションみたいだなーーと思っていたら、実際にドラッカーコレクションが3点ほどありました。梅原龍三郎や東山魁夷の旧蔵品なんかも。
過去記事
千葉市美術館 ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画展 - たびのきろく
どちらかというと、春琴作品は野菜や花など植物を描いていて、楽しんで鑑賞できました。
↑撮影スポット。
こういった顔出しパネル、いったい誰に許可をもらっているのか・・。
↑ミュージアムショップで購入したポストカード(2枚)と国宝の玉堂作品「東雲篩雪図(とううんしせつず)」が載っていた「C'n scene news」(美術館便りみたいなもの?)。
国宝作品について、前館長によれば「鬱屈する心の闇を劇場のままに筆墨にのせてしまったというような、玉堂画の中にあって希有な出来栄え」なんだそう。
個人的には、よく見ないとわからない、赤い点が気になっていましたが、前館長は「飛沫となって点じられた代赭(たいしゃ・色の名前)の赤みが、かえって雪景の寒さ、冷たさを強調している」のだとか。
ちなみに、この国宝は川端康成の遺愛の品。
※イラストはイメージです。
同じく国宝目当て?で来たと思われるおじさんが五月蝿かったのが残念・・。
静かに鑑賞させてほしいものです。
ギャラリートーク(学芸員と一緒に会場内をまわって説明を聞く)も参加していない人からすれば、騒がしいだけなんだけどなー。
自分は単眼鏡を持参しましたが、数量限定ではあるものの、貸し出しもしています。
ミュージアムショップにて販売も(1万円くらい)。
この他、「圜中書画(かんちゅうしょが)」という、一つの掛け軸に円や矩形などの枠を三つほど区切り、その中に山水を描く作品が面白かったです。分断されて、それぞれ改装されてしまった作品もありました。
この展覧会は12月18日まで。
大幅に展示替えがあります。
↑玉堂には何の関係もない、ミュージアムショップで購入した「写楽×スヌーピー」の付箋&一筆箋セット。クリアファイルもありました。
同じチケットで入れる所蔵作品展はさっと観てきただけでしたが、鈴木其一と守一(息子)の作品があったので良かったです。
ちょっと天気が悪くなってきたな・・と思いつつ、美術館をあとに。
千葉パルコが11月いっぱいで閉店とのことで、セールをしていました。
↑何故か千葉三越に「千葉パルコさん40年間ありがとう」の懸垂幕が・・。
三越だって来年に閉店するのではなかったっけ?
パルコは閉店してしまいますが、千葉駅は工事が終わったらしく、ものすごく綺麗になっていました。。工事中は段差も激しく、つぎはぎだらけ?だったのに。
↑こんなものを発見。
5センチ角?というか六角形の紙にメッセージが書いてあり、沢山貼ってありました。
本日はここまで。