たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

京都たび 京都迎賓館

京都たびの続きです。

 

京都鉄道博物館へ行こう!と計画を立ててから少し間があり・・

どこか他に寄れるところないかなーと探していたところ、京都迎賓館の一般公開が今年から始まったことを本で知りました。

サイトをのぞくと、自分が京都へいく日が公開日に含まれているではないですか!

予約をしてみたところ、みごと当選。

申し込んだのは1ヶ月前くらい、当選メールをもらったのは2週間くらい前のこと。

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↑これは迎賓館自体の入口。

左右のロッカーは靴箱。

もちろん海外からくる来賓などは土足。

ハイヒールのご婦人もいるため、床には特殊な樹脂が塗られているとか。

見学者はスリッパに履き替えて、臨時に敷かれたカーペットの上を歩きます。

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 ※イラストはイメージです。

この入口に来る前に地下で空港みたいな荷物検査があったり、入場料を払ったり、ちょっとした説明を聞いたりするシステム。

 

30人くらいのグループにガイドさんが一人ついて、ぞろぞろ入館。

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↑廊下の天井が斜めになっているのは、自然と目線が庭に向くようにするため、とガイドさんが言っていました。

それにしても・・あちらこちら、樹齢何百年の樹の1枚板が使われていたり。

とにかく「和」の贅沢を極めているような感じ。

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絵は客によって変えるとのこと。

美術館から借りてくる場合もあるとか。

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聚楽の間。ロビーとしての位置づけ。

人間国宝の作家が作った花かごや、漆・螺鈿の飾り台なんかも。

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↑庭に稲穂?かと思いきや、稲穂に似た常緑の草でした。

 

 

 

夕映えの間

日本画家の箱崎睦昌(はこざきむつまさ)が描いた下絵をもとにした織物。

壁は可動式で、部屋を三分割にできたりします。

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G8外相会合で使用された時の写真。

 

続いて藤の間へ。

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壁面はこれも織物。

床にも藤の絵が描かれています。

ちょっとした舞台もあり、能や琴の演奏が披露されるそうです。

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↑円卓の場合、この部屋には約120名会食可能。

食器はノリタケHOYAなど、もちろん国内メーカー。

 

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↑料亭の厨房みたいな台所。

 

↓続いて桐の間へ。

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掘りごたつ方式。

座卓はもちろん漆塗り。畳もかなり高級品で、うっすら筋が入っています。

芸妓さんや舞妓さんが舞や琴の演奏などを披露することもあるとか。

とにかくどこもかしこも贅沢な感じ・・。

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↑細長い石は水平を強調?しているとか言っていたような・・。

 

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↑鯉がたくさん。

地震があったから?かどうかは不明ですが、新潟県からもってきた鯉だそう。

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廊橋(ろうきょう)という建物をつなぐ橋には↑トンボなど昆虫が彫られていたり。

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和舟(わせん)。

賓客に日本の文化「舟遊び」を楽しんでもらうそうです。

日本人だってそれほど遊んだことないだろうにーー。

実際にブータン国王夫妻が新婚旅行で来日した際、乗ったのだとか。

金閣寺へ行ったことは知っていたけどやはり迎賓館にも来たのか・・・。

 

再び地下にぞろぞろと連れて行かれ、荷物をロッカーから引き取ってから地上に。

見学時間は1時間ほど。

一緒に見学した人々はけっこう年配の方が多く、自分はワースト3に入るくらい?

公開日は当日券も出ているらしいので・・朝行ってみると良いかもしれません。

現在は自由参観方式は行っておらず、中学生以上でないと入れないことになっています(自分が参加したのはガイドツアー方式)。

 

ちょっと急ぎ足で御苑を後に。

丸太町駅経由で京都鉄道博物館へ向かいました。

 

京都たびはまだつづく。