週末のこと。
東京ステーションギャラリーにて始まった「パロディ、二重の声 ―日本の一九七〇年代前後左右」を観てきました。
以前、国立歴史民俗博物館にて観た「大ニセモノ展」に通じるものがあるのかも?と思い、期待していたのですが・・・
正直なところ、ちょっと企画のツメが甘いのではないのか・・と思ってしまった。
↑これは東京オリンピックのポスター(もとは亀倉雄策デザイン) のパロディ作品。
横尾忠則・作「POPでTOPを」。
今回、禁止マークがついているもの以外は撮影可でした。
↑こういった、世界的名画をいじくりたおしたような?作品は好きになれません。
↑これは1985年まで発行されていた「ビックリハウス」というサブカルチャー雑誌。
正直なところ、世代でないので全く良さも解らず。
表紙を沢山並べられても・・。
↑倉俣史朗の作品。モンドリアンの絵をそのまま立体にしたようです。
なかなかカッコいい・・。
他人の絵をもってこなくても、倉俣作品は個人的に好きです。
↑これも名画のパロディではありますが、駅に貼るポスターとしては良いのかも。
↑これは長谷邦夫(ながたにくにお)作のパロディ漫画。
長谷氏は赤塚不二夫先生のブレーンだった人物。トキワ荘にも出入りしていたとか。
現在は療養中のようです。
赤瀬川原平さんの漫画原画などもありましたが・・全て撮影禁止でした。
最後の方は「パロディ裁判 引用と偽作をめぐる判決の盛り合わせ」として、マッド・アマノ氏が無断で写真を合成して訴えられた裁判の記録や新聞記事などを展示したコーナーでした。パネルも読みづらいし、展示するほどのものなのか・・と思ってしまった。
東京ステーションギャラリーは「鴨居玲展」とかたまに良い展示をするのに、どうも今回は手抜き感が否めず。
「飴・ガムを含め飲食禁止」とか「筆記用具は鉛筆のみ」といった注意書きを客に渡すくせに、靴音がうるさい客には注意もしないし・・。
座っている係員の人もなんだか傾いている?(半分寝ている?)ように見え・・。
立地は最高に良いはずなので、もう少し頑張ってほしいもの。
なんだかモヤモヤしたまま、東京駅をあとに。
いつものようにKITTEの中にある、東京中央郵便局に寄り、ちょっと買い物。
KITTEの吹き抜けで、病気や事故などで手が使えない人たちの絵画展をやっていたので覗いてきました。
(もうHPに載っていないので終了してしまったもよう。三菱電機ビルテクノサービスが運営しているようです。)
↑左上はアンケートを書いて、もらったカード。
安達巌さんの「丹波の雪景色」という作品。口に筆をくわえて描いたようです。
その他は郵便局で購入したカード。
手を使わずに絵を描く人といえば星野富弘さんくらいしか自分は知りませんでした。
世界中でこんなにたくさん活躍している人がいるのだという驚き。
東京ステーションギャラリーの展示よりも心が洗われたというか。
しかし・・デモンストレーションはやらなくても、と思う。
係員の人たちの立ち話がうるさすぎました。。
※イラストに特に意味はありません。バームクーヘンのような風呂に入るのが夢です。
この日はいつものようにバームクーヘンを購入して帰路に。
オニギリ系の姪のため・・という訳ではなく、ダンボ系の母がどこかへ持って行きたいらしい。
おまけ
毎年撮影する河津桜。
春一番が吹く少し前に撮影。もうそろそろ満開??
本日はここまで。