週末のこと。ちょっと金沢まで行ってきました。
金沢駅が新しくなってからは初めて、石川県自体は3回目くらい。
しかしこの時、百万石まつりの最中だとは知らずに新幹線の切符を予約してしまい・・。そもそもお祭りで何があるのかも知らず。
新幹線を降りた時に団扇をもらったくらいで、全くお祭りを見学というか体感せずじまい。
「まちバス」という青いバスに乗って21世紀美術館へ。
ここの美術館、テレビで何度も見て知っていましたが、屋外の展示物と交流ゾーン(市民ギャラリーなど)は無料。
実際に来てみると思っていたより小さい・・というか狭い。
まずは屋外の恒久展示物を見学。
↓オラファー・エリアソンの「カラー・アクティヴィティ・ハウス」。
子供達が遊んでおり・・人を入れずに撮影するのは不可能でした。
↓フロリアン・クラールの「アリーナのための クランクフェルト・ ナンバー3」。
この筒は全部で12個あったらしい・・。
地中で2個ずつ、つながっているのですが、必ずしも隣あった筒が繋がっているとは限らないのだとか・・。
ここは一番人気?なのかも。
↑美術館の地下から撮影。どうにも人が多く・・大変でした。
もう少し天気が良ければ・・。
エルリッヒはアルゼンチンの現代美術作家。
今年の11月から六本木の森美術館で個展があるらしいです。
この美術館に来た最大の目的は「池田学展 The Pen -凝縮の宇宙-」という企画展。
金沢では7月まで開催、秋に東京に巡回するらしいのですが、東京会場は日本橋高島屋・・。大きな作品は来ないのでは?という噂。前から21世紀美術館に行ってみたかったということもあり、出向いた次第。
本人は否定しているようなのですが、「細密画」のくくりで最近注目されています。
1日に8時間描いても数センチ四方しか進まないのだとか。
いかにせん細かいので・・来場者は舐め回すように絵を観ているというか・・。
単眼鏡を持っていたのは自分くらいで、他に双眼鏡で眺めているおじさんが居たくらい。
単眼鏡で絵を細かく観ていると↑エッシャーの「昼と夜」という絵のオマージュ?と思われる部分や、突然お相撲さんが居たり、逆さになった看板に文字が書いてあったり・・ちょっとした発見もあります。
眼が疲れた・・というのが本音。
↑いわゆる細密なペン画のカードとファイルを購入しました。
図録は高価&重いのでこの日は買わず。
※イラストはイメージです。ガラスケースに平置きしてありました。
しかし・・自分が一番印象的だったのは、動物画(カバの絵とか)や野菜の絵(ブロッコリーとか)、細密画よりも彼が法廷画家をやっていたころの絵でして。
某宗教団体事件の幹部の裁判など、法廷の絵が何度も新聞に載っていたようです。
すごいなーーこんなに上手な法廷画家、見たことない・・。
大きな作品も観られたし、金沢まで来た甲斐がありました。
東京だともっと人も多いだろうし、ゆっくり観られないかも・・です。
他の部屋のコレクション展(所蔵作品展?)も見学。
↓3点ほど草間彌生作品があったから?ファイルが売っていました。
美術館入口横のレストランで昼食。
名前を書くところがあったので混んでいるのかと思いきや、すぐに入れました。
↑肉や魚を使っていない、野菜と豆腐のカレー。サラダ付き。
コーヒーも入れて1600円くらい。ちょっと美術館価格かも。
本当はキーマカレーが食べたかったものの、卵が乗っているとのことで止めました。
美術館の敷地内には茶室もあり。
お祭りの最中だから?何やら茶会もあったようです。
金沢たびはつづく・・・。
おまけ
東京駅にて。
乗車した北陸新幹線ではなく・・向かい側ホームの新幹線を撮影。
本日はここまで。