前回からの続きです。
多治見をあとにしまして・・車窓からネピアの工場(火事かと思うくらい煙がすごい)やナゴヤドーム、廃墟な?温泉宿なんかを眺めながら電車にゆられ・・千種で乗り換え、栄駅で下車。
↑オアシス21。「水の宇宙船」というシンボル的な建造物。
絵はがきでは見たことがあっても実物は初めて。
この隣、愛知芸術文化センターの10階にある愛知県美術館へ行きました。
↑この旅のもう1つの目的は「長沢芦雪展」。
先日、三井記念美術館へ行った際にチラシをみかけ・・突然、行こうと思い立ったのでした。この展覧会、11月19日までしか開催せず、東京など他へ巡回もしません。
土曜日ということもあってかなかなかの混みよう。
上野とかだったらもっと混むんだろうなーー。
↑最後にあった写真スポット。手前の犬が可愛い・・。
この展覧会の目玉は和歌山県無量寺の襖絵を展示室で再現していること。
※イラストはイメージです。畳のにおいもします。実際はもっと人が居ました。
後で調べたところ、無量寺では建仁寺と同じく、襖に入っているのは複製画らしい・・。本物は通常、境内にある応挙芦雪館で、この展示室と同じように再現されたかたちで見ることができるそうです。
無量寺がある串本は本州最南端なはず・・和歌山ってとにかく遠く感じます。
芦雪は篠山出身ですが京都で活動しており、若冲よりも二条城よりに住んでいたようです。33歳の時に3ヶ月ほど南紀に滞在して多数の絵を描いたのだとか。
購入したポストカード。
↑下2枚は無量寺の襖絵。
左上は「牛図」。アゴ?のたるみが三角に描かれ、背中は曲線で描かれているという・・。
↑これは「白象黒牛図屏風」。エツコ&ジョー・プライスコレクション。
白い象の上には黒いカラスが、黒い牛の下には白い犬が描かれていまして・・対比が面白いです。若冲の白い象と鯨の絵を思い出させます。
ジョー・プライスという人は確か若冲作品もけっこう持っていたはず・・。
そもそも長沢芦雪という人は円山応挙の弟子でして、細かい孔雀の絵なんかもあるのですが、個人的には勢いよく短時間で仕上げたかのような墨絵が好み。
また、紙の地の色を活かすのが上手いなーなんて思ったり。
※イラストはイメージです。
最近発見されたらしい、方寸五百羅漢図(3.1センチ四方)も横に拡大図があったりして、なかなか面白かったです。
説明を読まなくても、音声ガイドを借りれば充分楽しめるのかも・・。ナビゲーターは平田広明さんという声優でした。
ちなみに愛知県美術館は長沢芦雪展のあと改修のため2019年春まで休館。
洗面所の蛇口がだいぶ旧式?かと思っていたので改修も納得・・といった感じ。
この日は友人へのお土産を送るため、名古屋のKITTEの郵便局に寄ったり、タカシマヤの地下にある「すや」(栗きんとんで有名な店)に行ったり・・その後クーポン券を使うため、きしめん屋でちょっと食事をし、キオスクで買い物。
18時前の新幹線で東京へ。
ちょっとバタバタでしたが、なかなか有意義な旅でした。
おまけ
三連休中のこと。
東京駅前のKITTEへ行った際に「香港ミニチュア展」に遭遇。
偶然見かけただけなので・・撮影だけちょっとしました。
展示は既に終了しています。
香港へは行ったことがないのですが、けっこう昔の風景かな?という感じ。
ジャッキー・チェンの昔の映画みたい・・。
本日はここまで。