先週のこと、多治見〜名古屋たびから帰ってきた後の月曜日。
上野の森美術館で開催中の「怖い絵展」を観に行きました。
この展覧会、上野の前は兵庫で開催していまして、やたらと評判がよかったので前売りを買ってはみたものの・・・いざ巡回したら、東京でも大盛況とのこと。
西洋美術があまり好みでない自分は少し後悔。
土日などは90分待ちくらいになっていたので、天気の悪かったこの日になんとか時間をつくり、行ってみた次第。
それでもチケットを持っていて30分待ち表示・・ですがそこまで待たずになんとか入場できました。チケットを現地で買おうとするとさらに並びます。産経グループがからんでいるらしく・・フジテレビでも紹介、日本テレビのニュース番組でも見かけました。
雨が降るなか、なんとか看板を撮影。人がけっこう並んでいたのであまり離れられず。
↑1枚目の看板のビジュアルにも使われていましたが、左下の絵「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が今回の目玉作品なのかも・・。ジェーン・グレイはヘンリー八世の姪の娘で、政争に巻き込まれ、王冠をかぶらされたあげく、16歳で処刑されてしまったという・・異名は「9日間の女王」。絵ではきちんと指輪をしています。侍女みたいな女性(左側)は気を失いかけているようです。
本当は黒いドレスを着ていたのだが、画家が白いドレスにして描いたのは彼女の無実・純粋さを表すため・・・とテレビで言っていました。藁は血を吸い取るためのもの。
正直なところ「怖い」の意味が自分が想像していたのと違っていまして・・「妖怪」とか「怪談」みたいなイメージだと思っていました。
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」の絵の横には「どうして」という意味深なコピーが。所々、他の絵にも「いただきます」とか「おまえももう死んでいる」(北斗の拳?と一瞬思ってしまった)など・・絵をいうよりもコピーが怖い。
ムンクやモローの絵もあったのがちょっと意外でした。
↑これは「飽食のセイレーン」。
某女性タレントに似ている・・・とちょっと話題になっています。
今回の展覧会の監修は中野京子氏。
↑これは文庫本ですが、もとは2007年に出版されていたそうで・・全く知りませんでした。刊行10周年記念らしいです。
この展覧会を開催するにあたり、ロンドンナショナルギャラリーなどと交渉するのにずいぶん時間がかかったとか。
音声ガイドは女優のシープさんだったので借りず。けっこう狭いうえに混んでいるのでゆっくり鑑賞というのは難しい・・。
使いようがないので迷ったのですが、ポストカードのみ購入。
↑右上のカードはターナーの「ドルバダーン城」。
暗くてよくわかりませんが、手前の手を縛られた兵士よりも城の無気味な廃墟がメイン。
他に「黒い恋人」とかいうお菓子やバスソルト、紅茶なんかも売っていました。
物販コーナーを出たところでカプセルトイのマシンがあったので思わず回してしまいました。紙兎ロペのアートフレームです。
紙兎ロペとはシネコンで幕間にでてくるアニメだそう・・こちらも全く知りませんでした。
この美術館は入口と物販を通過した出口が異なり、入口に傘を置いてきた人は美術館の傘を借りて戻らないといけないというシステム。
※イラストはイメージです。
入る前に美術館のビニール傘をさして戻ってきた人たちが居たので不思議に思っていたら・・謎がとけました。
この日は月曜日で、天気も悪く、動物園も休園日?かと思ったのでこのまま帰路に。
ちょっとカバ舎に寄りたかった・・。
おまけ
また週末に台風が来そうな感じだったので・・
平日の夜、安くなる日にちょっと映画館へ。
↑鷹の爪の映画を観ました。
ネタバレ的なことは書きませんが、予算をやりくりするのは大変だと思った次第。
↑島根の自虐カレンダー(上)を買いました。マグカップは売り切れ、スマホケースは使えないので止めました。
写真下のカードは入場記念に貰ったものです。
本日はここまで。