京都たびの続きです。
祇園をあとにしまして、そのまま歩いてやや北上し、東山方面へ。
南座とか祇園花月の前も通りかかりましたが・・興味がないので素通り。
↓並河靖之七宝記念館へ行きました。
並河靖之とは明治・大正時代に活躍した七宝家で、ここの記念館は旧邸です。
清水三年坂美術館(清水寺の近く)や明治工芸・超絶技巧関連の展覧会で作品を観ており、昨年、東京の庭園美術館で開催していた展覧会も行っていたりして・・一度来ようと思っていた次第。
この建物は「オテモヤ造り」というそうです。
国登録の有形文化財。
七宝作品が展示してある屋内は基本的に撮影不可ですが、庭は大丈夫でした。
庭園は京都市指定名勝。
狭いですが、なかなか風情のある庭でして・・。
所々、「苔を踏まないように」といった注意書きがありました。
室内展示を観ていたら、係員の人が京都の他の美術館のチケット(24日までくらいの)をくれようとしましたが・・「関東から来て、時間もないので」と丁重に断りました。
地元民には見えないはずですが、たまに旅先でクーポン券など差し出されたりすることがあるなーー。
↑通り庭(ダイドコ)。町家の特徴の1つだそう。
ここの記念館の秋季の特別展は終了し、春期の展示が始まる来年4月まで休館なのだそう・・。
個人的には向かい側に建っている妙に洋風な「並河家」が印象的。
子孫は洋風な家にお住まい、ということなのだろうか・・。
京都といえば鴨川・・
全く世代ではないのですが、個人的には鴨川を見るとフォーク・クルセダーズの「イムジン河」という歌を思い出します。
原曲は朝鮮の歌で、当時のフォーク・クルセダーズのメンバー、故・加藤和彦さんの友人で、この歌の作詞をした「松山くん」が、鴨川で朝鮮学校の生徒に教えてもらった曲だと、テレビで言っていたような。
「イムジン河」は当時、すぐに発売中止になってしまったらしいのですが、何故か今世紀になってからCDで発売されたので、自分も聞いたことがありました。
自分は朝鮮半島に全く縁もゆかりもなく、歴史もほとんど勉強していないものの、子供の頃に小林千登勢さんの本を読んでおり、歌詞の内容は何となく理解できました。
※イラストはイメージです。ツバメは居ませんでしたけど・・。
記念館へ行く途中、柵もなにもない「白川」という川沿いを歩きました。
柳が垂れていたりして・・ちょっと大雨降ったら溢れるなーーと思いつつも
「トキワ荘の青春」という映画の中で流れていた歌を思い出したり・・。
京都たびはつづく・・。
話は前後しますが、京都へ行く前日、チャリティー展巡りをしました。
↓こちらは毎年恒例の、新橋のリクルートビルで開催していたもの(22日まで)。
今年のテーマは「豆皿」。
正直なところ、有名なイラストレーターの作品よりも、ワークショップで福島の子供達が絵を描いたお皿のほうが魅力的だったりして。
↓こちらは表参道のギャラリーで開催していたチャリティー展(すでに終了)で購入したポストカード。何故か前年よりも安くなっていたり・・。
↑左下の青いカードは西日本豪雨の後の風景だったような。
本日はここまで。