たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

東京ステーションギャラリー 没後90年記念 岸田劉生展

台風が来る前に東京駅へ。

東京ステーションギャラリーにて始まった「没後90年記念 岸田劉生」を観に行きました。

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以前、世田谷美術館でやっていた岸田劉生関係の展示も見ており、ダンボ系の母がJRの大株主・・でなく小株主?で優待券を持っていたので(入館料が半額になった)貰い、行ってみた次第。

過去記事

公園たび 砧公園・世田谷美術館 - たびのきろく

 

岸田劉生の父、吟香は銀座で薬を売っていたせいか、最初の方は銀座・数寄屋橋界隈の絵が多く・・また、自画像もありますが、娘・麗子のほか、知人も沢山描いています。

父 岸田劉生 (中公文庫)

父 岸田劉生 (中公文庫)

 

 麗子は画家でもありますが、↑こんな本もだしています。

展覧会のビジュアルにも使われている肖像画は麗子が5歳のころのもので、その後の肖像は前髪がまっすぐになり・・画風もなんとなく荒れてくるように感じるのは自分だけだろうか・・・。

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↑購入したポストカード。

左は東京国立近代美術館・所蔵の「道路と土手と塀」。

以前「美の巨人たち」(テレビ東京系)でも取り上げられていた、重要文化財

この絵もそうなんですが、静物画にしてもなんとなく視点が定まっていないように見えるのは気のせいなのか?

右のカードのような冬瓜を描いた作品も何点か展示されていました。小さく葡萄も描かれているところがなんとも。あまり立体感をつけていないそうですが、かえって瓜っぽく見えるところが不思議です。

 

個人的には最後の方に展示されていたアルバムが一番興味深かったです。

岸田劉生関東大震災の後、京都(南禅寺のほう)に転居、その後、鎌倉に移っています。震災の後、潰れた家の前で撮った家族写真なんかもあり・・そんな時に撮影するというのが理解に苦しむというか・・。大正時代にカメラを持っていたというのもすごい。

 

今回の展示は東京では10月20日まで。

愛知や山口へも巡回するそうです。

 

 

 

ギャラリーを出たところで東京駅関係ものが展示してありました。

↓創建当時に回廊を支えていたというブラケット

月の満ち欠けを表現しているそうです。

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↓こちらは階段の手すり。

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駅前の中央郵便局に寄ったところ、ピングーのフォトスポットが。

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今更・・といった感じですが、ピングーグッズが発売されたそうです。

 

 

 

おまけ

台風の前に撮影した百日紅。台風で花は落ちてしまったかも。

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今回の台風、個人的には家の周りの木の葉が落ちまくったくらいで、大した被害もなく良かったなーーと思いながら出かけると・・・近所の運動公園みたいなところでは大木が三本、思いっきり倒れてしまっていたり・・。

  

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※イラストはイメージです。

また、住宅街で目覚まし時計が鳴っている??と思いきや、どうやら低層マンションみたいな建物で火災報知器が誤作動していたらしく・・(台風のせい?)

訊いてもいないのに見ず知らずのおばさんが「今、調べてもらっているのよーー」と自分に話しかけてきたりして。

そういえば数ヶ月前、仕事場の建物でも同じようなことがあり・・火災報知器というのは煙でなく熱に反応するのですが、雨の後、誤作動することが多いようです。

 

本日はここまで。