たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

東京国立近代美術館 鏑木清方 幻の築地明石町 特別公開&MOMAT コレクション

パレードも終わって落ち着いたようなので・・

皇居前の東京国立近代美術館へ。

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皇居周りの樹も色づき始めていました。

相変わらずランナーが多いなーー。

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美術館前にはいつも、銀色の円錐が傾いたような彫刻作品がありますが、

↑この日は何故か、建物の骨組みみたいなものに囲まれていました。

美術館で「窓展」とかいう展示をやっていたから??

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この日の目的は、3Fの所蔵品ギャラリーで開催中の特別展示。

たまたま週刊新潮でみかけ・・興味があった次第。

 

新潮によれば、

鏑木清方の「築地明石町」(ポスターになっている絵)「新富町」「浜町河岸」の三部作は長い間、所在不明だった。

◯近代美術館はずっと探しており、数年前に画商を通じて情報を得た。

◯三部作まとめて5億円を超える値段でこのたび購入できた。

・・・だそうです。

 

近代美術館はこれを記念に、所蔵している鏑木清方作品をほとんど全て見せるという展示を企画したとかで・・

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↑部分的なポストカードを買いました。

赤い襟のカードは「浜町河岸」の上の方です。

ダンボ母に見せると「トイレに飾ろう」と言い出し・・・。

本当はチラシも欲しかったのですが、「配布終了」だそうです。

 

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※イラストはイメージです。

カードにはなっていなかったのですが、個人的には「弥生の節句」や「端午の節句」という、掛け軸全面に描かれた絵が好きでした(「描き表装」というらしい)。

鏑木清方関東大震災の後、どんどん復興し、昔ながらの風景が無くなっていくのが嫌だったらしく・・「市井の人々の暮らしを描いた画家」だったそうです。

 

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3階の鏑木清方の展示室内には何故か移動式の畳が置いてあり・・。

おそらくこれは2年くらい前に同じ美術館で開催していた「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」展で再現されていた、清家清・設計の「斎藤助教授の家」にあったものではないかなーーーと思ったり。

過去記事

東京国立近代美術館 日本の家 1945年以降の建築と暮らし展 - たびのきろく

 

3Fは撮影禁止だったのですが、4Fの展示室にも鏑木作品があるということで行ってみました。

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↑「墨田河船遊」という六曲一双の屏風作品。こちらは何故か撮影OKでした。

人形舞いの宴、だそうです。

 

 

MOMATコレクション展も見学。 

こちらは基本的に撮影可能です。

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松本竣介の「Y市の橋」。

これは世田谷美術館でも見たような。

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岡本太郎作品もありました。

その他、川瀬巴水のコーナーもあり・・コレクション展とはいえ、なかなかお得でした。

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↑これは高松次郎の「遠近法の椅子とテーブル」。

一点透視法の嘘をあばいた作品なんだとか。

図法の教科書を皮肉っているのかも??

 

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自分が野生のカバだったら、皇居のお堀で生活したい・・と思いつつ。

この日はいつもの味噌店で買い物をし、ついでに別の店で珈琲豆を購入してから帰路に。

 

本日はここまで。