たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

千代田区立日比谷図書文化館 複製芸術家 小村雪岱展

なんとか1週間で退院させてもらえまして・・

 

先週のこと。最終日になってしまいましたが、日比谷図書文化館にて開催していた「複製芸術家 小村雪岱 装幀と挿絵に見る二つの精華」展を観に行きました。

今にして思えば、最初の手術の2日前にもここを訪れていたような・・。

※この展示は既に終了してしまいましたが、三井記念美術館(東京)で同じく小村雪岱の展示を4月18日までやっています。できればこちらも観に行きたいもの。

   f:id:kabakabatamanegi:20210326154933j:plain

小村雪岱(1887-1940)の作品は以前、埼玉県立近代美術館で見かけていまして、10月からこの展示も観に来ようと思ってはいたものの、まさか最終日になってしまうとは。自分でもビックリです。

 

泉鏡花の本の装幀や、新聞小説の挿絵、舞台装置家としても活躍しています。

最終日ということもあってか、そこそこの混み具合。

会場内、撮影可でした。 

   f:id:kabakabatamanegi:20210326155606j:plain

   f:id:kabakabatamanegi:20210326155628j:plain

邦枝完二おせん」の装幀。

「おせん」は昭和8年に東京朝日新聞大阪朝日新聞に連載されていた新聞小説です。

 

   f:id:kabakabatamanegi:20210326155719j:plain

↑ホドヂン本舗「衿元」広告絵。「エリモト」は見たことがあるような。

   f:id:kabakabatamanegi:20210326155750j:plain

↑これは雪岱には関係ありませんが、昔の新聞広告って面白いなーーと思って撮影。

 

 

個人的には資生堂での仕事が好み。

資生堂は大正5年か6年に意匠部ができ、雪岱は大正7年〜12年まで在籍。

   f:id:kabakabatamanegi:20210326155820j:plain

現在でも使われている資生堂の細い書体は「雪岱文字」が源流なんだとか。

花椿」は企業文化誌で、大正9年の時点で既に刊行されていたことが判明したそうです。

   f:id:kabakabatamanegi:20210326155843j:plain

↑復刻ものですが、香水ボトル「」のデザインも。

 

 

展示室をあとにしまして・・

日比谷公園内の桜は満開に近く・・しばし花見。現在はもう少し葉桜なはず・・です。

行きは新橋で下車したのですが、花見をしたため道を間違え、有楽町から帰路に。

   f:id:kabakabatamanegi:20210326155003j:plain

   f:id:kabakabatamanegi:20210326155031j:plain

 

おまけ

2回目の手術はカテーテルだったため、身体へのダメージも少なかったのですが、未だに何となく左肩が凝っているかなという感じです。

   f:id:kabakabatamanegi:20210329164254j:plain

※イラストはイメージです。歯をみがいていたら、突然、病状を尋ねられてしまった。

初対面の人にズケズケと訊くかなーーと思ったり。

 

今回は予定されていた手術でありまして、事前説明もあり、自分で歩いて手術室に向かったということもあり、不安は無かったのですが・・同室の自分よりかなり年配の人々がカーテンをまたいでしゃべりまくっていまして・・煩くて大変でした。

昨年、40日間も入院していたということもあってか、看護師さんや看護助手さん、リハビリの人などいろいろな人から「お久しぶりです〜」と言われてしまったり・・。

 

本日はここまで。