たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

熱海たび MOA美術館

週末、新幹線(こだま)に乗り熱海へ。

熱海駅からバスに乗ること10分弱。

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MOA美術館へ。

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この日の目的は開催中の「光琳アート」展。

今年は尾形光琳の300年忌。根津美術館所蔵の「燕子花図屏風」とMOA美術館所蔵の「紅白梅図屏風」が56年ぶりに同時展示されているとかで・・ちょっと話題になっています。

4月から根津美術館でもこの二つの作品が展示されますが、その他の展示作品は異なるようです。

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↑これは上から撮った写真です。

それにしても・・この美術館、かなりの坂をバスで上り、やっと着いたと思いきや、入口からさらにものすごいエスカレーターが。

途中、ホールみたいなものがあり、児童作品展をやっていました。

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 ↑これが展示室がある建物。

展示室内は上野の美術館ほどではないですが、そこそこ混雑。

最初の部屋に燕子花図と紅白梅図がいきなり存在しまして、部屋を進むにつれて近代の、琳派に影響をうけた画家の作品が並びます。

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↑もらったチラシ(左)とパンフレット(右)と栞みたいな入場券。

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パンフレットはなかなか豪華なつくりで、燕子花のページ(上)をさらに見開くと、紅白梅図が現れる(下)という仕組み。図録を買わなくてもよいくらいです。。

この二つの屏風以外には、菱田春草の「落葉」(国立近代美術館で観たかも)や加山又造神坂雪佳の作品もありました。まあ、この辺は三越でも展示してあった画家だったので想定内。しかし・・会田誠村上隆の絵まであったのはちょっとびっくり。。

 

展示室をあとにしまして・・

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↑チケット売り場の横には「黄金の茶室」という、豊臣秀吉が作った茶室を再現したものが・・。

この日は開いていませんでしたが、能楽堂もありました。熱海市の成人式はここで行われるのだとか。

 

11時半ごろ、お腹が空いたので、館内のレストランへ。「琳派ご膳」?とかいう限定メニューは既に終了してしまっていました。20分ほど待って中へ。

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↑仕方がないので野菜カレーを注文。このカレー専用容器、個人的にはすごく好きです。オーガニックな珈琲もとても美味。

 

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↑レストラン横のミュージアムショップにて買い物。

根津美術館の燕子花図屏風の図録なんかも売っていました。(けっこう高かった)

蓮の絵は展示はされていませんでしたが、酒井抱一の作品。

 

この「光琳アート」展は3月3日まで。

国宝は一年のうち二か月間くらいしか展示してはいけないという決まりがあったはずなので、MOA美術館で一か月、根津美術館で一か月という分配なのでしょうか。ちょっと会期が短いような。

 

ちなみに、MOA美術館のMOAは創立者の岡田茂吉にちなんで、Mokichi Okada association の略なのだそうです。

行きのバスの中で若い男性が「MOA美術館のMOAって何の略だろ?Museum Of Art だったら、ミュージアム・ミュージアムになっちゃうよなー」などと話していたり・・・。

 

つづく・・。