週末のこと。中央線に乗ってはるばる八王子まで出かけてきました。
自分は東京の西側の大学出身で、同級生も八王子に住んでいたりしたので、ほんの少し土地勘はあったのですが・・そごうが閉店したのは知っていたものの、駅も綺麗になり・・ちょっとびっくり。
↑北口を出ると、商店街では七夕祭りのようなイベントが。
駅から歩くこと15分。
この日の目的は八王子市夢美術館で始まった「誕生40周年 こえだちゃんの世界展」。
自分は玩具オタクという訳ではありません。
ただただ、懐かしい・・という思いで行っただけです。
こえだちゃんとは株式会社タカラ(今は合併してタカラトミー)が販売し始めたハウス玩具です。自分は子供のころ、グリーンちゃん(仮名)という友達とこえだちゃんで遊んでいました。
※イラストはイメージです。
↑ハガキ実物。奇跡的に保存してありました。
当時、何かこえだちゃん商品を購入し、付属のハガキに友達の名前を書いてタカラに送ると、送った本人と友達にこえだちゃんからポストカードが届くというサービスがありまして、自分はグリーンちゃん経由でこえだちゃんからよくカードを貰いました。
展示内容としては初代から現在に至るまでのこえだちゃん商品と、桜井勇さんという、イラストレーターの方の作品が主です。
どうやら自分が遊んでいた「木のおうち」はわりと最初のころのタイプらしい・・。
現行品は写真撮影可でした。
自分が知らない間に、こえだちゃんはどんどん進化?し、木のおうちに目が付いたり、妙にデラックスになったりしていったようです。ミキちゃんという男の子の人形は付属しなくなり、代わりにパパやママが居たり・・。
シルバニアファミリーや他の玩具におされ、11年ほど製造されなかった時期もあったのだとか。
↑現在はサンリオキャラクターとのコラボも。
↑昔風のこえだちゃんイラストだったので、カードセットとマグカップを購入しました。
この展覧会は9月3日まで。
↑江戸時代、このあたりは宿場町だったらしい。
ちなみにこの美術館は某有名歌手の実家、呉服屋の3軒ほど先のビル2階にあります。学生の頃から呉服屋の存在は知っていたものの、ファンでもなかったので行ったことはありませんでした。現在は姪っ子さんが継いでいるようです。
八王子から再び中央線に乗り、新宿へ。
損保ジャパン日本興亜美術館にて始まった「生誕140年 吉田博展」を観ました。
こえだちゃんより100年上か・・と思いつつ。
現在は本社ビルの42階が美術館。外の看板を見ると、どうやら再来年くらいに美術館ビル(6階建てくらい)が完成するらしい。
42階からの眺め。右側のビルは東京モード学園のコクーンタワー、中央奥に見える森は新宿御苑です。
この展覧会は昨年、千葉市美術館で開催していたのは知っていたものの、見逃してしまったので東京に巡回するのを心待ちにしてました。
木版画のイメージが強かったのですが、油彩画や日本画もあったのでちょっとびっくり。版画作品を制作し始めたのは40歳をすぎてからのようです。
↑なぜか椅子がある撮影スポット。
吉田博は福岡県生まれなので福岡市美術館の所蔵品も何点かありました。
デトロイト美術館で展覧会をしたりしていたので、海外でも有名。
ダイアナ妃も版画作品を気に入っていたとか。
↑ポストカードを買いました。一番右の絵は亀戸天神の藤。
日本アルプスが好きで全部登ったらしく、山の絵が多いです。
個人的には山というよりも、靄というか空の雰囲気が上手いのかと思ったり。
夏目漱石の「三四郎」に登場する「ヴェニスの運河」という作品もなかなか良かったです。
↑ジュニアガイド(子供向け?とてもわかりやすい。)と、この美術館が所蔵しているゴッホの「ひまわり」カードも買いました。「ひまわり」実物は開館日に展覧会を観にきた人のみ観られます。「ひまわり」のみを鑑賞することは出来ないようです。
この展覧会は8月27日まで。
前期と後期で展示替えする作品もあります。
チケット購入列が出来ていたので・・事前に購入してから行ったほうが無難かもしれません。
おまけ
帰り道、新宿駅へ向かう途中で見つけた、NHKの番組(「プロフェッショナル」だったような)に映っていた喫茶店。
藤子・F・不二雄先生がよく通った店。
グラタンパンセットらしきものを注文。
↑八王子でDONQ(ドンク)というパン屋に寄りました。
以前、渋谷に勤務先があった時、青山店(すでに閉店)にたまに行っていたので、ちょっと懐かしかったのですが・・メニューはだいぶ変わっていました。
本日はここまで。