日曜日。
国立科学博物館で開催中の「南方熊楠 100年早かった智の人」展を観に、上野へ。
こちらは企画展なので、常設展料金(620円)で入れます。
南方熊楠は和歌山市生まれの生物学者・民俗学者・博物学者です。
厳密に言うと昨年、生誕150年。
大学を中退し、アメリカやイギリスにから帰国した後、ほぼ和歌山から出なかったそう。
特に菌類の研究で有名です。自然保護を訴える「南方二書」や「十二支考」を書いたりもしています。
動画以外は撮影可。
展示としては小規模ではありますが、そこそこの混みよう。
博物館自体は家族連れ&修学旅行生でごった返してました。
↑写真が高価だったので、キノコの色など水彩画で記録したそうです。
↑大型藻類の標本。
自分も行ったことがある、那智山の写真が飾ってあり、熊楠の記念館は那智山周辺にあったっけ??と思い、帰ってから調べたところ、白浜のほうに存在するのだとか。そうだよなーー全く記念館らしきものは見かけなかった記憶が。
東京→紀伊勝浦・那智だと、名古屋でワイドビュー南紀に乗り換え、合計6時間以上かかったような記憶がありますが、白浜ならば飛行機で1時間ちょっとで行けるはず・・。今度、記念館にも行ってみたいものです。
↑自分が一番興味深かったのは地衣類についての展示。
地衣類とは、藻類と共生して成り立っている菌類の総称です。
街路樹にうっすら緑と白のカビ?みたいなものが付いているのはよく見かけており、あれは地衣類というのかーーと思った次第。
日本館の地下一階で開催中の「地衣類 藻類と共生した菌類たち」も、もちろん覗いてきました。
↑左上は屋根の上のヤマギクバゴケ。
↑これはエナガの巣。
ウメノキゴケ類をちぎり、蜘蛛の糸で貼付けて巣を作るのだそう。
無理に横取りした訳ではなく、地面に落ちていたものを採取したそうです。
↑イオウゴケの3D模型(大きいほう)と実物標本(左下の小さいほう)。
↑これは周りの環境によって墓石に地衣類の発生のしかたが異なることを説明しているパネル。空気が綺麗な場所に墓石を建てると、地衣類で大変なことになってしまうらしい・・。でもわりとツルツルの墓石なら大丈夫なのか?と思ったり。
※イラストはイメージです。
蛾の模様風呂敷で擬態を体験できる撮影スポットなんかもありましたが、そこそこ並んでおり、この時は断念。
最後にミュージアムショップに寄りました。
↑いつものように1枚30円の植物画コンクール絵はがきを購入。
↑これはショップの外にあったマシンを回したもの。
「南方熊楠菌類図譜シール」カプセルで、20枚入り。
自分は「マツオウジ等の図譜」が当たったようです。
他に7種類あります。
本当は動物園でジロー君(動物園のカバ)に会ってこようかと思ったものの、
科学博物館を出ると雪が降っており、急いで駅に向ってしまったのでした。
※イラストはイメージです。
雪はにわか雪だったようで、家に着くころには晴れていたり・・。
JR上野駅の券売機周辺には「You can not go to Asakusa」みたいな貼り紙が。
確かに銀座線で行ったほうが近いけど、回り道すれば行けなくもないかなーーと思ったり。
おまけ
先々週くらいにまたまた幕張メッセでやっていたバーゲンに行きまして、
本来のバーゲン(アパレル系)会場の出口付近でドラックストアで売っているような商品のコーナーがあり、今度入院する友人のために買いました。
友人は普段、5本指ソックスしか履いていないような気もしたのですが・・寝るとき用ならば良いのかもと思い・・。
本来なら1700円〜2000円弱くらいで売っている商品ですが、なんと400円。
値段は友人には言わないことにします・・。
自分は雪でも降らない限り、こういった靴下は履かないのですが、ダンボ系の母はある意味、爆買い?し、かなりの率で愛用しています。
本日はここまで。