三連休の初日、世田谷美術館にて開催中の「ボストン美術館・華麗なるジャポニズム展」へ行ってきました。世田谷美術館は2月ぐらいに岸田劉生の展示を観に行って以来、ちょっと久しぶり。
美術館へは東急田園都市線の用賀駅で下車、徒歩なら20分弱、路線バスに乗るとけっこう遠回りです。しかし、この展覧会の期間中、美術館直行バスが出ているとの情報が。片道100円ですがICカードも使えるとのことで、バスを利用することに。
いつもガラガラなイメージがあるこの美術館、この日は上野ほどではないですが、そこそこ混んでいました。リラックマグッズの発売初日はけっこう列ができたそうです。。これからテレビでいろいろ放映してしまうので混んでくるのかも。
この展覧会、西洋の芸術家が影響をうけた日本の浮世絵や工芸品と並べて展示してあるので、非常に解りやすい。。やはりくわしい解説よりも、パッと見て解りやすいのが一番だ、と個人的には思う。また、浮世絵、モネ、ゴッホ、刀の鍔・・など作品にバリエーションがあって見ていて飽きないです。
モネの「ラ・ジャポネーズ」が修復後、世界初公開するとかで、この展覧会の目玉らしく、作品自体も大きいですが、かなりの特別待遇。個人的には他の「睡蓮」とかモネ作品のほうが好きです。
「音声ガイドのスペシャルナビゲーターは長谷川博己さんです」と書いてあったので、家政婦のミタの人?ウナギ犬と歌っていた人だっけ??俳優とか芸能人のナレーションは嫌だな、と思いながらも借りたのですが、実際のところ長谷川さんが話すのは画家の言葉だけで、作品の解説は女性のナレーターでした。ある意味効果的なのかも。
↑自分もお土産にリラックマ・クリアファイルを買いました。クリアファイル以外にぬいぐるみもあったり。。また、パリをイメージしたふきん(中川政七商店製)もオリジナルグッズとして売っていました。
↑購入したポストカードとBS日テレ「ぶらぶら美術・博物館」のADカード(右上)。
ぶら美のカードは放映予定の美術館には必ず置いてあるようです。
個人的にはジスベール・コンバスの「四大元素」(右下のカード)が好きです。「四大」とついていますが、空気・水・水・火らしいです。ちょっとポップな浮世絵みたい。
左下はモネの「トルーヴィルの海岸」。歌川広重の、この作品↓に影響されて描いた作品です。もちろん広重作品も展示されていました。
この展覧会は9月15日まで。京都と名古屋にも巡回するそうです。
秋にはボストン美術館所蔵の浮世絵を集めた展覧会が上野で開催されるのだとか。
この日は美術館の地下のカフェでランチプレートみたいなものを食べてから帰路に。
おまけ
↑ラ・ジャポネーズの顔出しパネルがありました。
顔を出している人は見かけず。。
↑これはロッカーの横に佇む、ルソーの絵のパネル。
どうやら等身大くらい。肩からかけられている鞄に「大きな荷物はロッカーに預けてください」みたいなことが小さく書かれています。。
先日、この展覧会についてEテレ「日曜美術館」のアートシーンでも取り上げられていましたが「ワシントン州にあるボストン美術館」と紹介されていてちょっとびっくり。さすがに再放送ではカットされていました。。自分もボストン美術館は何処にあるか詳しくは知らなかったですが、ワシントンではないはず・・。ちなみにマサチューセッツ州が正解らしいです。
本日はここまで。