先週のこと。
東急田園都市線の用賀駅で下車しまして、砧公園の中にある世田谷美術館へ行きました。
駅から「いらか道」という、路面に百人一首が書いてある通りを進み・・
↑トトロみたいな水道を発見。
↑これもコデマリ?沢山咲いていました。
歩いて15分ほど。やっと砧公園の入口に到着。
「バラを見る会」の貼り紙を発見し、時間もちょうどよかったので公園内のバラ園へ行ってみました。
バラはほぼ満開。
しかし・・50〜60坪くらいのバラ園の柵には鍵がかかったまま。
しばらく経っても誰も来る様子がなく。仕方がないので柵の外から撮影。
帰りに入口にあった貼り紙を確かめると「バラを見る会」は1週間後の開催予定!!
でも1週間後には見頃が過ぎているのでは?・・と思ったり。
気を取り直して世田谷美術館へ。
ここはボストン美術館や岸田劉生、松本竣介の展示を観に来たことがあり、おそらく4回目。
びっくりするくらい人気(ひとけ)がない・・!
この日の目的は「速水御舟とその周辺 大正期日本画の俊英たち」展。
宣伝不足なのか知りませんけど、展示室内もガラガラ。
なんて勿体ない!!
「その周辺」と書かれているだけあって、速水御舟だけでなく、今村紫紅・小茂田青樹・小山大月・松本楓湖・吉田善彦・高橋周桑などの作品が並んでいました。
松本楓湖は御舟の師で、今村紫紅は兄弟子、高橋周桑や吉田善彦は御舟の一門です。
左のチラシに使われている「菊花図」は後期展示のため、この日は観ることができず。チケットに使われている柘榴の絵は長谷川町子美術館の所蔵品。
長谷川町子美術館(世田谷区・桜新町)は以前、自分も行ったことがあり・・サザエさん系の展示が目立ちますが、その他にもけっこう良い絵を持っているなと思ってはいました。まさか御舟作品まで所蔵しているとは。
右のチラシは同じチケットで観ることができる「渡辺豊重と平野甲賀」展。平野さんの特徴のある文字の作品はどこかで見たな・・と思っていたら
↑椎名誠さんの本の装丁をいくつか手掛けていました。
この本は以前、読んだことが。家族の話だったような。
↑ミュージアムショップで購入したカード。
右のモノクロカードは御舟とは関係ありません。昔の浅草や渋谷の写真です。
左は御舟の「洛北修学院村」※前期(5月いっぱい)のみの展示。
実はこの作品が観たくて世田谷までわざわざ足を運んだ次第。
昨年テレビで紹介されていまして、ずっと実物を観てみたいと思っておりました。集落にライトが当たっているように見える、不思議な絵です。
この絵は滋賀県立近代美術館(2018年ごろ新しくなるらしいです)の所蔵品。
ちなみに「洛北」とついているだけあってこれは京都の村を描いたもの。
修学院離宮は皇室関係の施設。修学院駅というのも存在するので、おそらくその周辺だと思われます。
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「洛北修学院村」は大きいカードしか売っておらず、しかも他の絵とセット販売でしたが買ってしまいました。帰りに某カメラ系量販店にて↑スタンドを買って入れてみました(ミュージアムショップで買うと高いので・・)。部屋に飾ろう。
ショップでは展示されていないのに御舟の「炎舞」(山種美術館所蔵)や薔薇のスケッチ画のファイルが売っていたり・・。
この展覧会は7月5日まで。
山種美術館所蔵の御舟・作「翠苔緑芝」の下絵や、御舟の娘さんのインタビュー記事が載っている雑誌(1980年代のもの)が展示されていたのもよかったです。
本日はここまで。