先日のこと。
神奈川県立歴史博物館へ行ってきました。
重厚感のあるこの建物、もとは横浜正金銀行の本店で重要文化財。
↑この人は昔の諷刺誌「ジャパン・パンチ」のキャラクターで「パンチの守(かみ)」というらしい。
博物館は駅からすぐ、ときいていたので・・
最初は↑この建物が歴史博物館かと思ってしまった。
横浜アイランドタワーの一部で、こちらも銀行だった建物。
この付近、こういった建物が多く残っていまして、東京藝大大学院の施設も元は富士銀行だったとか。千葉市美術館とか佐倉市立美術館も含め銀行だった建物は美術館や博物館に利用される運命なのか・・?
この日の目的は、久しぶりに見た「日曜美術館」で取り上げていた「没後100年 五姓田義松 最後の天才」展。
ものすごく絵は上手いのに認められなかったというか、有名になれなかった画家です。
10歳からワーグマンに師事。日本でいち早く油絵の技術を身につけたと言われています。しかし翌年、ワーグマンのところにやってきた高橋由一のほうが「日本初の洋画家」と有名です。
上野の美術館ほどではないですが・・テレビで取り上げられたということもあり、なかなかの混みよう。しかも年齢層がかなり高い。
県立博物館だから?なのか、展示の方法はあまり良くないです。
たまに子供向けの説明もありますが、それも中途半端。
小さなデッサンとかクロッキーなどはガラスケースに平置きに展示。ケースに寄りかかって鑑賞するオジサンが必ずといっていいほど居るので非常に観づらかったです。
展示室内、黒い布で仕切られていたり。もう少しなんとかならなかったのだろうか・・。
↑購入したポストカード。左上は歴史博物館のカードです。
個人的には変顔?自画像デッサン(右)が好きです。少ない手数でササッと描いている、お手本のような感じ。しかし・・変顔をして鏡を見ながらデッサンをしているシーンを想像するとちょっと面白い。
また、五姓田義松は富士山を得意としていたそうで・・。わりと誰もが描きそうな画題を選んでしまうところが個性を出せなかった一因なのではないか?と思わずにはいられません。富士山の依頼が多かったのかもしれませんが。
テレビでは「流行にのりおくれた」みたいなことを言われていましたけど、要するに自分の画風を確立できなかった、絵が上手くて真面目すぎた?のではないかと。。
つい最近、自分も行った浜離宮を描いた絵もありましたが「同じ構図で別の場所を描いた絵も存在する」といった解説が。確かに浜離宮と断定はできないような感じの絵でした。
また、政府や皇室の仕事もしており、原敬や大隈重信の肖像画なんかもありました。
この展覧会は11月8日まで。
10月末〜文化の日あたりは馬車道周辺でお祭りがあるそうなので、もっと混むのかもしれません。
そそくさと博物館を後にしまして再び駅に。
それにしても・・馬車道駅というのは地下鉄の駅なので駅舎という感じではないものの、吹き抜けの天井がドーム状になっていたり、壁がレンガ調だったりして、かなりお洒落。
↑馬車道駅の地上にあった横浜銀行で使われていた金庫のパーツなどが展示されています。
おまけ
横浜で高島屋に寄り道。
ハッピーターンズで買い物。
和三盆味というのは関西限定だったらしいのですが、最近になって横浜でも買えるようになったのだとか。ラッパ状パッケージの商品はもう売ってなかったです。
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行列していたらどうしよう?と心配していたら、時間が早かったためか客は他に誰もおらず、けっこうな肩すかし。もうブームは過ぎ去ったのか??
↑これはJR品川駅で発見したF1カー?
F1に興味はありませんが、どうやって運んだのだろう。。
本日はここまで。