たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

東京国立近代美術館 工芸館 名工の明治展

先週末、東京国立近代美術館工芸館へ。

竹橋駅で下車、近代美術館の本館の前を通り過ぎると

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↑紅枝垂系のサクラが綺麗でした。

ここは皇居の前、というか向かい側でして・・この2日後、天皇陛下も少し(8分くらい?)皇居外を散策され、枝垂れ桜を楽しまれたそうです。

「お忍び」らしいが、ニュースになってしまうと「お忍び」ではないような気も。

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↑枝垂れていないサクラもまだ綺麗でした。

どうやら北の丸公園を目指している人々が多く・・けっこうな人通り。

 

公園入口や高速道路の出口を通り過ぎ、やっとの思いで工芸館へ。

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現在「工芸館開館40周年記念所蔵作品展 名工の明治」展が開催中(5月27日まで)。

工芸館の展示のみの場合、250円で入れます。

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↑工芸館。そういえば所蔵品の7割以上を金沢へ移すとかニュースで言っていたような。

建物は1910年の建設で、近衛師団司令部庁舎だったもの。

バス旅行みたいな団体さんと時間が少し重なってしまい・・最初のほうはやや混んでいたものの、15分くらいすると空いてきました。

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↑工芸館はいろいろ耐震工事など施されているものの、この階段部分の吹き抜けはわりと当時のまま残っているのだそう。

 

特別展ではないので、禁止マークがついていないもの以外は撮影可。

明治時代の超絶技巧な工芸品が好きな自分は少し期待していたものの、並河靖之(七宝)とか安藤緑山など清水三年坂美術館(京都)の所蔵品のような作品は無く、

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宮川香山の作品はありました。他に自分が知っている作家としては、濱田庄司松田権六板谷波山加納夏雄の作品も。

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↑これは自分が一番好きな作品。

海野清(うんのきよし)の「彩金鞨鼓並臺(さいきんかっこならびにだい)」。

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↑炉は切っていないものの・・ここは茶室?

 

この展覧会の目玉は鈴木長吉(1848-1919)の「十二の鷹」。

修復後、初公開なのだそう。

1893年にシカゴ・コロンブス世界博覧会で発表された作品。

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12個全てこんな感じで並んでおり、

鉾垂れ(ほこたれ・止まり木に使用されている布)も復元されたそうです。

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↑それぞれ説明パネルも。

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↑触ることは禁止なのでわかりませんが、自在置物みたいに羽根が広がったりするのだろうか?

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※イラストはイメージです。

フラッシュはたいていなかったものの「AF補助光」なるものが光っていたらしく、係員の人に尋ねられてしまった。展示室内がやや暗かったから?かもしれません。

 

既に終了してしまいましたが、3月には鷹匠オオタカの写真撮影会みたいなイベントもあったそうです。本物の鷹の撮影会?ということなのか?

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↑展覧会には関係ない工芸館自体のポストカードと、友禅の訪問着のカードを買いました。鷹のカードは売っておらず。

 

この日はいつもの味噌店に寄っただけで、まっすぐ帰路に。

 

 

おまけ

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↑近所で枝垂れていた黄梅(オウバイ

「梅」とついていますが、こちらはモクセイ科の植物とのこと・・。

 

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↑こちらは仕事場前の土手のサクラ。

今はもう少し葉桜です。

 

本日はここまで。