たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

森美術館 カタストロフと美術のちから展

A先生の展示と同じチケットで入れるとのことだったので

森美術館で開催中の「カタストロフと美術のちから」展も観てきました。

A先生の展示会場(東京シティービュー)がある52Fからエスカレーターを上がってすぐのところでやっています。

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ただついでに観てみようと思っただけでして・・タイトルだけでは何のことか全くわかっておらず。入場してみて初めてコンセプトがわかった次第。

カタストロフ」とは「大惨事」のことで、「その時、美術はどのようにこれらと対峙し、どのような役割を果たすのか」といったことを考えるための展示なんだそう。

大惨事の被害者ないしは当事者になった場合、そんなことも言っていられないだろうに・・と思ってしまった。

 

作品によっては撮影可。ブログなどにアップする場合はクリエイティブ・コモンズの表示をつけなければならないとのことです。

 

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作家名/作品名:平川恒太《ブラックカラータイマー》
この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスでライセンスされています。

この作品はオセロではなく・・108個の電波時計に、福島の原発で事故後に現地で従事した作業員の肖像が黒い塗料で描かれています。タイマー=制限時間、の意味合いがあるようです。

 

 

↓金沢で観たような気もする、池田君の作品もありました。

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作家名/作品名:池田学《予兆》
この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスでライセンスされています。

 

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作家名/作品名:ミロスワフ・バウカ《石鹸の通路》
この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスでライセンスされています。

↑この作品、通路として実際に通ることができまして、石鹸の臭いがプンプンします。

人によって鼻の高さは異なるため、人によって感じる臭いも異なるようになっているらしいです。

作家は戦争で多くのユダヤ人が犠牲になったポーランド出身で、石鹸というのはいろいろな意味を持つ、象徴的な素材なんだとか。

 

 

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作家名/作品名:ジョルジュ・ルース《星は空に輝いて》
この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスでライセンスされています。

↑これは指定の位置に立つと、このように星もちゃんと見えるようになっています。

 

 

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 ※イラストはイメージです。青い塗料か何かで自由に描いていいことになっています。

係員がウエットティッシュを配っていたり・・。

この他、オノ・ヨーコの難民問題解決を願う、参加型インスタレーションなんかもありましたが・・手が汚れそうなので参加しませんでした。

横尾忠則阪神大震災関係のポスターは撮影できず。

 

↓こちらは展示室の外にあり、MAM コレクションとして展示してありました。

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作家名/作品名:会田誠CHIM↑POMのカラス
この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスでライセンスされています。

CHIM↑POMってデジタル作品なイメージがありますが、会田誠とコラボレーションしたことで、屏風とか日本ぽいものがでてくるのかも・・・。

 

A先生展のついでに観たわりには?内容も濃く、満足して帰路に。

 

 

おまけ

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別の日。

星乃珈琲は並んでいたので、ものすごい久しぶりに不二家でおやつを食べました。

不二家って減少傾向なのか、近所にあったお店もなくなってしまいました。

 

本日はここまで。