世田谷文学館にて開催中の「萬画家・石ノ森章太郎展 ボクは、ダ・ビンチになりたかった」を観に行きました。
内容としては、仮面ライダーとサイボーグ009、「ファンタジーワールド ジュン」のこと、トキワ荘や石巻の記念館のことで構成されていました。
個人的には昨年、Eテレでやっていた100分de名著の「石ノ森章太郎スペシャル」に通じるものがあるなーーと思ったり。
ただ、番組では009は未完だと言っていたような気もするのですが
サイボーグ009完結編 conclusion GOD’S WAR 1 (少年サンデーコミックススペシャル)
- 作者: 早瀬マサト,石ノ森章太郎,小野寺丈
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/10/18
- メディア: コミック
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↑息子さん(俳優の小野寺丈)や元アシスタント達の手によって完結されていたみたいでした。
↑この本も展示されていました。
以前、自分も購入して読んだので、まだ家のどこかにあるはず・・。
↑撮影スポット。トキワ荘での部屋を再現。
壁に貼ってある写真もその当時のものではなさそう・・。
↑石ノ森先生になれるというキット。
※イラストはイメージです。こんな感じで写真を撮ってもいいらしく・・。
うーむ。ちょっと勇気ないかもです。
この他、石ノ森萬画館(石巻市)の震災時の写真パネル、ボランティアの人たちが書いた寄せ書き壁みたいなもの、中学生が書いた感想文(印刷物)も置いてありました。
1階展示室で開催中の「仁木悦子の肖像」展(9月23日まで)も観ました。
正直なところ全く名前も聞いたことがなかったのですが・・
仁木悦子(1928-1986)とは推理作家で、「猫は知っていた」という作品で江戸川乱歩賞を受賞。一躍有名になった人物。本名(大井三重子)で童話を発表したこともあったとか。
幼いころ、胸椎カリエスを患い、通学が困難だったため学校へ行っておらず、2番目のお兄さんが勉強を教えてくれたそうで・・外出もままならなかったであろうに、どこから推理小説が生み出せたのか?と思ってしまった。
カリエス??と思って調べたところ、どうやら結核からくる骨の病らしく・・現在は結核自体かかる人が少ないから?カリエスになるまで悪化しないのかもです。
展示内容は構想ノートや原稿、スケッチ、当時の刊行物が主ですが、個人的には寺山修司からのハガキに興味そそられました。仁木悦子がリハビリ施設のようなところに入院した際、どうやら寺山修司もあまり体調がよくなかったらしく・・。寺山修司の葬儀の際に配られた礼状のようなものも展示してあったりして(葬儀委員長は谷川俊太郎さんでした)。
昭和の時代だったからこそ、直筆の書簡が残っている訳で・・現在活躍している作家の展覧会を何十年か後にやろうとするとメールやラインの文面をプリントアウトするしかないのか?
※イラストも仁木悦子が描いたもの。猫を何匹も飼っていたとか。
「ムットーニコレクション」とは、仁木悦子の肖像展の手前のスペースにて暗闇のなかストーリーボックスを上映展示していたもので、中途半端な時間に入ってしまった自分は全く楽しめませんでした。
↑ミュージアムショップで石ノ森作品「シージェッター海斗」のマグネットを購入。さりげなく冷蔵庫にでも貼っておくことにします・・。
ちょっとだけ池の鯉を眺め・・世田谷文学館あとに。
再び京王線に乗り、明大前で都営新宿線直通に乗り換えて岩本町にて下車。
JR秋葉原駅まで歩き、こちらもちょっと久しぶりに「ちゃばら」という全国の物産を売っている、ガード下のお店に寄りました。
本当は菊水堂のポテトチップスを買いたかったのですが見つからず。
改札内の「のもの」(東日本の物産を売っている店)にもちょっと寄りました。
↑気仙沼の塩辛を購入。
カモメ眉毛の姪(オニギリの姉)にほとんど食べられてしまいました。
おまけ
近所で見かけた、おそらくアオイ系の花。
こういう花を見かけると、もう夏だなーーと思ってしまう。。
本日はここまで。