先週の金曜日、陽が傾きかけたころ・・
東京都美術館にて開催中の「キュッパのびじゅつかん みつめて、あつめて、しらべて、ならべて」展へ行ってきました。この日は夜間開館日。
「キュッパ」というのは物集めが大好きな丸太の男の子。
ノルウェーの作家が描いた絵本だそうです。
この「キュッパのびじゅつかん」展は、絵本「キュッパのはくぶつかん」の原画展という訳ではなく・・
「物を見つめ、集め、並べる、コミュニケーション」がテーマの展覧会。
自分もチラシを見ただけでは理解できず・・。
展示室最初の部屋はキュッパのアニメーションと、何かを収集して作品にしているアーティストの作品、民俗博物館の所蔵品、竹中工務店の墨壺コレクションなどの展示が。
ここは撮影できませんでした。
2番目の部屋は展示室内にあるいろいろな物↑から選んで、木箱の中に並べてみるという参加型。
これは日比野克彦さんの「たなはもののすみか」というプロジェクト。
自分もちょっとやってみました。テーマは「アニマル」です。
左上「くま」右上「ぞう」左下「犬」右下「おじさん」・・のつもり。
特に何かを象らなくてもよく、青いものだけを集めている人や金属でできている物を並べている人もいました。
↑出来上がった作品は紙にニックネームや説明などを記入して、この棚の下の方に納めます。
この棚は上れる仕様ですが人数制限があるらしく・・この日は断念。
↑これは「忘れられた器たちの棲家」という作品。
展覧会期間中、実際に要らなくなった器を持ち込むこともできるとか(それなりに手続きが必要です)。
↑「ソコソコ想像所 上野の杜」。海底に沈んでいたものから想いをめぐらせるという、これも日比野克彦さん主宰のプロジェクト。瀬戸内国際芸術祭から始まったのだとか。
粟島海洋記念館にある想像所の出張所として今回、考案されたそうです。
これも参加型で、スケッチしてイメージを膨らませよう!ということらしいです。
自分もちょっと描いてみました。
最後の部屋。
天井から吊るされているのは、上野周辺のお宅から集めた「忘れられたもの」。
鳩サブレーの缶(36枚入り??)、レコード、熊谷守一の画集なんかも。
公園にあるカバ遊具の写真が。口の中の「忘れ物」ということ?
この展覧会、時折、ワークショップやイベントなども開催されており・・子供向けと言われればそうなのかもしれませんが、大人も人によっては楽しめます。
しかし・・「キュッパ」ってそんなに日本ではメジャーなのか?という感じも。
この展覧会は10月4日まで。高校生以下は無料。
特設の物販コーナーは無かったので、美術館自体のミュージアムショップで買い物。
↑キュッパのカード。
「キュッパグッズ」として丸太のトートバックなんかも売っていましたが、質感がイマイチだったので却下。
↑展覧会とは関係ないキティちゃん名画カード。
東京都美術館ではキュッパの他に「伝説の洋画家たち」展を開催中でして、佐伯祐三のカードも買いました。
おまけ
美術館をあとにしまして、駅ナカの「三代目 たいめいけん」で夕ご飯。
夏なのでカレーフェアなるものをやっており、オムライス+カレーを食べました。
本日はここまで。