先週末もとても暑かったのですが・・なんとか地下通路や汐留シティセンターなど建物を通り抜け、パナソニック汐留ミュージアムにて始まった「没後50年 河井寛次郎展 ー過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今ー」を観に行きました。
京都にある河井寛次郎記念館へ行ったこともあり、ちょっと興味があった次第。
正確には没後52年。どうやらこの展覧会、2016年に京都で始まり、巡回してきたもののようです。
河井寛次郎とは島根県出身の陶芸家でして、柳宗悦や濱田庄司と親交があり民藝運動にも関わっています。今の記念館に登り窯があり、工房と住居として構えていたとか。
この展覧会、一部作品を除いて撮影可。
記念館の所蔵品が中心ですが、山口大学の所蔵品が本邦初公開。
記念館とは違い、きちんと「展示」されているのでとても観やすかったです。
まだ始まったばかり、またこの暑さのせいかとても空いていたりして・・。
↑記念館にあったような家具。寛次郎がデザインしたもの。
↑キセルのデザインもしていたとか。
↑岡本太郎の椅子みたい・・と思ってしまった作品。
↑この丸石も記念館にあったなーー。岩合さんも猫と撮影してたっけ。
登り窯を使っている時の写真や、昭和天皇の娘さんたち(島津さんや池田さん)がアトリエを訪問した時の写真も展示してありました。今は消防法とかの関係で登り窯は使えないらしい・・。
↑この額は寛次郎の弟が作ったもの。中の絵は寛次郎が東芝の新聞広告を切り取ったものだとか。土偶?かと思いきや、電車の連結器の一部。
実際に贈ったラジオは白っぽかったようです。
祖父の家にもこんな感じのラジオがあったなーー。
↑ポストカードだけ買いました。
中央のカードは「此世このまま大調和」と書かれています。
この美術館、パナソニックのビル4Fにありまして、1Fにて河井寛次郎のろくろ場を再現しているとのことで行ってみました。ポストカードの1枚(左)は1Fでもらったもの(先着500名以内だったらしい)。
↑ろくろ場は正直なところ大したことなかった(新しい感じ?)のですが・・
1Fパナソニックのリビングショールームはそこそこ賑わっており、
※イラストはイメージです。
トイレの蓋っていろいろな色があるんだなーーと変なところで感心してしまった。
パナソニックビルとなりの旧新橋停車場で開催中の「没後20年 工業デザイナー 黒岩保美(くろいわやすよし)」展も少し覗いてきました。ここは入場無料です。
黒岩保美(男性です)は工業デザイナーとありますが、特急列車のヘッドマークやグリーン車のマークなども手掛けていたりします。デザインはレトロな感じが否めないですが・・わりと晩年にウィスキーの広告でSLのイラストなんかも描いていたり。
水戸岡鋭治さんみたいな感じの人?だったのかも。
この日はまたまたお遣い物があり、いつもの味噌店へ。
ついでに駅構内の船橋屋で葛餅を購入。暑さのせいか、あんみつや葛餅はとぶように売れていました。
おまけ
我が家の百日紅。
けっこう蜂も飛んでいます・・。
本日はここまで。