たびのきろく

カバ好き人間のたびのきろく。

世田谷たび 松本竣介展

先日、世田谷美術館へ「松本竣介展」を観に行ってきました。

世田谷文学館とは全く別のハコモノです。

田園都市線用賀駅にて下車。バスに乗って10分程。

砧公園の中に入り歩いて行くとやっとたどりつく、という感じでした。。

遠かった・・。 

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NHKの日曜美術館を見て興味をもった次第。

去年の夏ぐらいに葉山で開催されていて、その後、東北など巡回し、この世田谷にて終了のもよう。

松本竣介という画家は生誕100年と書いてありますが、戦後に36歳という若さでこの世を去ってしまっています。耳が不自由だったため、兵役を免れ、家族は疎開したようなのですが自分は東京に残り、絵を描いていたようです。舟越 保武という彫刻家と共同で展示会をしたこともあったとか。

全体的には暗めの絵が多いですが、、個人的には風景画にいろいろと感じるところがあります。

NHKの影響?からか、行列はできていませんでしたけどけっこう来場者が多かったのではないでしょうか。50代以上の方々がほとんど。

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↑購入したポストカード。

「Y市の橋」というシリーズです。Y市とは横浜市です。

日曜美術館によれば、風景をそのまま描いている訳ではないようで、、いろいろ時代に思うところがあったのか。

その他、ニコライ堂(東京都千代田区駿河台にある大聖堂)を描いた作品も多数ありました。

松本というのは奥さんの姓。

奥さんは2011年に亡くなったそうですが、息子さん(60代くらい)はNHKに出演されていました。

戦争中に松本竣介が疎開先の家族にあてた絵手紙も展示してありました。

   

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↑それにしてもこの美術館、内からしか見えないような噴水?があったり、、二階から展示を見て、一階に下るという会場が分かれた面倒くさい構成。美術館内はけっこうきれいでした。

内井 昭蔵という建築家の代表作だそうですが。

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砧公園内にはいろいろな彫刻作品も。埼玉県立近代美術館みたいだなーと思ったり。

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バスに乗ろうと砧公園を出るとこんな建物が。何だろう?と思っていたのですが、かの有名な中央卸売市場だそう。ちょっと見学してみたい。

用賀というところは他にこれといって何もないのか、、バスに乗っていてもほどんど車窓は住宅街。なぜか関東中央病院の敷地内で大きく迂回するルートでした。

同じ世田谷区でもサザエさんを見た桜新町とはだいぶ雰囲気が違うような。。

 

松本竣介展は14日まで。興味あるかたはぜひ。

 

世田谷たびはここまで。。