先週末のこと、東京国立博物館にて開催中の特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」を観てきました。
この展覧会、ポスター等に「 國立」という文字がついてなかったとかで、台湾とモメたとか報道されましたが・・
しかし、たまたま応募した公開講座が当選した&台北にペンフレンド(日本語ができる)が居て興味があった、ので行ってみた次第。
入館前に手荷物検査があり、コンビニで買った前売りチケットは平成館で交換させられました。
↑右奥に見えるテントは白菜の列のためのもの。給水所もあり。
目玉でもある「翠玉白菜」は7月7日までしか展示されていないので混雑していることは薄々知っていました。いつも愛読しているTさんのブログによると、やはり大行列とのこと。Twitterを見ると、白菜は午前中など早い時間帯は最長で「200分待ち」。
・・・そこで作戦を立てまして、交通費はかかりますが、特別展の見学と公開講座の日をわけることにしました。
1日目(金曜日)→17時くらいから平成館の特別展を見学。その後、白菜だけ展示されている本館へ←列に並ぶ。
2日目(土曜日)→13時くらいに博物館着。13時半からの公開講座を聴講。東洋館のザクロも観たい。できれば東洋館奥のレストランに寄る。
・・・・という作戦です。
↑トーハク内のイメージ図(部分)。本当はもっといろいろあって広いです。
1日目、時間的には割と成功しまして、19時前から白菜の列に並び、その時点で「70分待ち」の表示でしたが、実際のところは並んでから見終えるまで20分ほどでなんとかなりました。土曜日の昼間は列が蛇行して表慶館の中まで続いていたので・・よかったといえば良かったのかも。
本館には白菜しか展示されていないので、見ること自体はあっという間です。白菜の一列目の時には立ち止まってはいけないシステム。ゆっくり眺めたい人は二列目から目を凝らすしかありません。
白菜は思ったよりも薄っぺらく、厚切り食パンみたい。ライティングが悪いのか、キリギリスはともかく、イナゴは良く見えなかったです。
松岡美術館(東京都)にも白菜があるらしいですが、こちらは花瓶なのでもっと立体的。でも色は翠玉白菜より濁って見えます。
↑平成館の特別展会場で購入したもの。キティちゃんファイルはお土産。
けっこう白菜と肉(肉形石・九州国立博物館のみで展示)グッズが多く、白菜の展示が終わってもグッズは売り続けるのでしょうか・・。
「ベジタブレラ(折りたたみ傘)」とか、「ハクッション」という白菜の形をしたクッションや、「ハクサブレー」というサブレーなんかも売っていました。。
↑個人的に展示品として好きなのは、写真左上のカード、紫檀多宝格(したんたほうかく)。「皇帝の宝箱」と呼ばれている品でして、観賞用だそう。円形のカードは台北でも売っているものです。
お盆など、堆朱の作品も何点かありました。堆朱って新潟県が元祖かと思っていた自分はちょっとびっくり。
書については読めるはずもなく・・・ちょっと解りませんでした。
1日目は白菜を見終え、19時半ぐらいに博物館をあとに。
おまけ
けっこう空腹だったので上野駅の駅ナカ(改札内)の「三代目・たいめいけん」(元祖は日本橋にある老舗の洋食屋)にてオムライスを食べてから帰路に。やはりオムライスは「ふわふわ」すぎないのがベストだと個人的には思う・・。コールスローも美味しかった。
駅ナカの飲食店では故宮博物院展にちなんで、いろいろな限定メニューがあるらしいです。白菜はともかく、肉形石は東京では展示されないのですが・・。
つづく・・。