週末のこと。
京王線に乗って仙川駅で下車。
歩いて10分ほどの場所にある実篤公園まで行ってきました。
住所的には東京都調布市です。
調布は学生のころ、先輩が住んでいたのでたまに行っていたような。
ここまでやってきた理由はヒカリモが見ごろだとTOKYO MXテレビのニュースでやっていたからでして・・。
公園に入ってトンネルのような通路を進んでいった先の、茂みの隙間のような場所にありました。
↑カメラでどんなにズームしてもこれが限界。
うーむ。思ったよりも小規模。
菖蒲田付近の木製通路の上からでしか見ることができず。
これ以上近づけませんでした。
ヒカリモとは光藻と書きまして、文字通り藻です。
細胞に光が反射して黄金色に見えるのだとか。
一般的には4月から6月が見ごろらしいのですが、ここのヒカリモは初秋まで楽しめるそうです。ニュースでは「晴れた日の午前中が見えやすい」と言っていました。
ネットで調べたところ、日本では仙台あたりが北限。日立市(茨城県)にも群生地があるらしいので・・また花見がてら行ってみたいものです。
ヒカリモの場所をあとにしまして・・・。
↑池には鯉がたくさん。
アジサイも綺麗でした。
ここは実篤公園というだけあって、武者小路実篤の記念館と邸宅があります。
記念館には実篤が描いた絵や原稿、手紙など資料が展示。
正直なところ自分は「武者小路実篤」といえば文学の人なのかと思っていまして・・。
年表を見ると東京のデパートで絵の個展をやっていたり、「新しき村」という農業を中心とした共同生活の場を作っていたりと活動の幅が広い・・・。
↑これは中庭にあったマンホールの蓋。
記念館の奥には図書館のようなスペースと、無料でお茶が飲めて実篤についての映像も見られるスペースがあります。
実篤といえば南瓜の絵なのか?南瓜と紙、鉛筆が置いてあって写生ができるようになっています。謎・・。
この記念館は有料(200円)。
↑実篤シールを買いました。
その他、カボチャシャープペンやトートバック、根付、ポストカード、ファイルなんかも売っています。
ちなみに今年の秋から来年の春にかけて工事のため休館するそうです。
↑記念館前にはザクロの木が。
最後に実篤が晩年に移り住んだという邸宅へ。
ここは土日しか開いていないようです。
「水があるところに住みたい」という願いをかなえ、70歳をすぎてから、わざわざ調布に越してきたのだとか。
館内は撮影不可。
※間取り図はイメージです。
奥さんのための茶室にもなる座敷、応接間、アトリエのような部屋はガイドさんが居なくても見学できます。テラスのようなものもあり、昭和30年に建てた家にしてはお洒落。図面を見るとトイレも二つありました。
一見、平屋にみえますが、台所の奥の階段を下りると、ほぼ納戸の地下室があるらしい・・。
係員によれば実篤の子供たちは既に亡くなっていて、今は孫の代。この家に引っ越してくる前は実篤夫婦+娘たちとその家族、合計15人家族だったとか。
公園をあとにし、桐朋学園大学(音楽系の大学?)を横目に再び駅方面へ。
駅ちかくの星乃珈琲にてちょっと休憩。
ものすごく久しぶりにロールケーキを食べました。
甘いものを食べたら妙にアジア風のものが食べたくなり、夕飯はチヂミにしようと決め、ニラを買いつつ帰路に。
おまけ
これは帰り道で撮影したアガパンサス。
周りに咲いているのはラベンダー?
本日はここまで。