福井たびのさらに続きです。
恐竜博物館をあとにしまして、再びえちぜん鉄道やバスを乗り継ぎ、、
やっとたどり着いたのが曹洞宗の大本山、↓永平寺です。
成人するまで知りませんでしたが、我が家は曹洞宗なので一度くらいは
訪ねてみたいと思っておりました。。
とにかく樹齢何百年みたいな木が多くて、5月に行った熊野古道をちょっと
思い出させます。
永平寺はかれこれ800年近く前に開かれたお寺なので歴史もありすぎるのですが。
↑「しゃくていのいちざんすい」と読むようです。
水が豊富にあっても一滴の水も無駄にしない、といった意味らしいです。
永平寺は常時200人ほどの修行僧がいらっしゃるそうで・・・見学するにもきちんとコースが決まっており、まずは座敷に何十人かずつ通され、一通りの説明をして
くれます。僧侶にカメラを向けることは厳禁ですが、境内は撮影自由。
どこもかしこも綺麗に掃除されていて、塵ひとつないです。
ガラス窓のガラスも昔風の、ちょっとゆがんだものが入っていました。
↑これは傘松閣(さんしょうかく)の大広間の絵天井。
ここは156畳もありまして、、絵の保存のためフラッシュをたいて撮影する
ことはできません。昭和5年に有名な画家、144名が描いた絵なのだそう。
建物内の階段は登れますがどういう訳か外の石段は進入禁止です。
手入れも大変なのでしょうけど。。
普通に見学コースを歩いていたのですが、この日は彼岸供養なるものを
やっていたので、座敷に上がりまして焼香させてもらいました。
お経はよくわかりませんが、そこに居た僧侶のみなさん(ざっと見て80人くらい)
の良い声にびっくり。。
↑あちこちに蓮が・・。
団体旅行で来ている人たちは一時間ちょっとで廻らないといけないみたい
でしたが、自分はなんだかんだで3時間くらいいました。
せっかく福井まで来たのだし・・。
いろいろな行事の写真を撮影する係の僧侶もいれば(ズームレンズのついた
一眼レフを持っていたり。。おそらくニコン製)、納骨の手続きなど事務的な
ことをされている僧侶もいたり・・。なんでも修行なのでしょう。きっと。
修行中は午前3時半に起きて、座っている時は畳半帖、寝ている時は畳1帖の
スペースで過ごすのだとか。
↑これは一葉観音。人生行路の平安を願う信仰なのだそうです。
お寺の横には川が流れていまして、マイナスイオンでまくりです。。
何流か解りませんが、この日は茶道の家元がいらしていたそうで。。
立派な車が横付けされていました。
↑切り株?中は空洞だった木なのか・・?
宝物館なども見学し、門前町にて少しお茶を飲んでから永平寺をあとにします。
門前町はとにかく胡麻豆腐と蕎麦、越前和紙と味噌ばかり売っています。
永平寺から福井駅までは直通のバスが出ておりまして便利なのですが、
最終は16時台だったりして。お寺なのでそれほど遅くまでいても仕方ない
のでしょうけど・・。
それにしても福井は美しい場所なのに交通が不便なのが些か残念。
新幹線が福井県内までのびるのもだいぶ先の話。
テレビも民放は2つくらいしか映りません。
(関東でいうところの日本テレビとフジテレビしか見れません。宮崎県もそう
だったような気がする)
次回、福井へ旅するならば三方五湖も行ってみようかと思う今日このごろ。
眼鏡とかも有名ですし。
永平寺を出たのが16時半くらい、福井駅でちょっと買い物して、米原経由で
東京駅に着いたのは21時をまわっていました。
福井たびはここまで。。